もうだいぶ経つけど、彼女がうけた傷をたいしたことないっていう人が世の中たくさんいるんだと悲しくなったので……
亡くなったのはだいぶ前だけど、従姉妹ちゃんは20代前半で亡くなった。
私より年下で、私が中学?高校?くらいの頃から気づけば親戚の集まりに来なくなっていた。
事故?かなにかでけがして入院してておばさんたちも大変なのよ、と何かごまかす感じで親に言われて、質問は受け付けないという雰囲気でただならなさを感じたのは覚えている。
その後もずっと親戚の集まりにも来ず、引きこもりらしい扱いになっていたので
聞いてはいけない雰囲気から私は勝手に学校でいじめられてその延長でケガをしたか、もしくは自殺未遂をしてしまったのでは、と思っていた。
おばさん(従姉妹ちゃんの母、私の母の妹)とおじさん(従姉妹ちゃんの父)は親戚の集まりとか法事で会うことはあった。
私が大学生の頃か、社会人になりたてくらいのときに祖母が亡くなった。
別の親戚のおばさん(従姉妹ちゃんの母ではない)が、通夜のあとみんなが食事してるときに会場の外の廊下でしゃがみ込んでた。
私は多分トイレ行こうとしてたのかな。
そのおばさんはお酒飲めない人だったのでもしかして飲まされて気分が悪くなったのかと思って声をかけたらハンカチで口元抑えながら泣いてた。
私はてっきりおばあちゃんが亡くなったことで泣いてるのだと思って、背中さすりながら向こうで風にあたります?気分悪いです?誰か呼びましょうか?みたいな声をかけたと思う。
ちょっと落ち着いたそのおばさんが、「従姉妹ちゃんのこと考えたらもう悔しくて悔してくて…」と言ってまた泣き出した。
通夜と葬儀には従姉妹ちゃんとその母は来てなくて、おじさん(従姉妹ちゃん父)だけが来てた。
私はこのときまで従姉妹ちゃんはいじめが辛かったんだなあという勝手な解釈をしてたので「大変みたいですもんね…」みたいな雑な相槌をうってたらおばさんが
「あんなひどいことされて、あの子の人生めちゃめちゃで、親にも会えないしまともに生きていかれないじゃないの」みたいに言いだして
そんなにひどいいじめだったのか…?会えないってなに?と思いながら適当に話を合わせてたら本当の理由を聞くことになった。適当に話し合わせて聞いてただけだったから断片的ではあったけど事実の概要は知ったという感じ。おばさんはそのとき私が成人だったから知ってると思って知ってる前提の会話をしたんだろうと思う。
そのとき初めて知ったのは、従姉妹ちゃんはいじめではなく性犯罪の被害に遭ってたということだった。
具体的な話も少しだけ聞いたけどここには書かない。
初めて聞いたとき怒りと悔しさで震えるとはこういうことかと思った。
被害は従姉妹ちゃんが小学生の時で、おそらく怪我して入院して…と正月に来なかった頃なんだと思う。
男の人を見るだけで恐怖で過呼吸や引きつけのような発作を起こしてパニックになり、父親とすら一緒に過ごせない。
学校も先生や生徒に男の子(男性)かいるからいけないというかそもそも家から出れない。
知らなかったけどおじさんは従姉妹ちゃんのために実は近くに安アパート借りてそっちで生活してたらしい。たぶんうちの両親は知ってたんだと思う。
カウンセリングか通院かはしてたらしいけど、もうずっと家の中で静かに過ごすしかない状態だったらしく、通夜のときに酒が入ったおじさんが「娘がおばあちゃんの葬式にも来れない」ということをこぼして、おばさんが涙をこらえきれなくなって廊下で泣いてたということだった。
このときには多少パニック発作?のようなものは落ち着いてたみたいだけど、ひどいときは宅配や水道業者とかの家に来る見知らぬ男性、家の外から聞こえる近所の男の人の声だけでもおばさん(従姉妹ちゃんの母)にしがみついて泣き叫んだりしてたらしい。
このおばさんは従姉妹ちゃんちの割と近くに住んでたので、従姉妹ちゃんちに度々行ってお手伝い(従姉妹ちゃん母が出かけないといけない時に従姉妹ちゃんと留守番したりとか)してたらしい。うちの母も姉妹だからよく相談受けてたけど私が未成年だったし内容もショッキング過ぎたので言わないようにしてたらしい。
あとで何がきっかけか分からんけどうちの親も「あ、この子従姉妹ちゃんのこと知ったんやな」というのを察して知ってる前提で少し会話することがあった。
一度だけ、この葬式のあとに泣いてたおばさんと出かけたことがあって、その後に従姉妹ちゃんちへ行ったことがある。
私も女で親族とは言え、長らく会ってないほぼ他人に近い人では従姉妹ちゃんを刺激してしまわないかと思ったけど、おばさんが行こうと言うならまあ大丈夫なんだろうと思って手土産のお菓子を持って行った。
天気が良くて、縁側みたいなところで日にあたりながら久しぶりだね、大きくなったねって当たり障りのないことだけ話してお菓子を隣りに座って食べた。
かなり痩せていて覇気がなく、まだ幼い子供のように見えるけど、同時にすごく疲れて老けても見える不思議な雰囲気だった。
その時に会ったのが最後で、その数年後に亡くなったことを聞いた。
自死だったらしい。
あの時泣いてたおばさんは葬儀ではより一層大泣きだった。
おばあちゃんの葬式の時に事実を聞いてから、生まれてきて10歳かそこらの小学生のときに被害に遭った従姉妹ちゃんの人生は何だったんだろう、性被害を受けて苦しむだけのためにその後の時間が使われて、そんなことのための人生だったのか?何だったんだって、今でも性犯罪のニュース見るたびに従姉妹ちゃんを思い出して胸が苦しくなる。
聞いただけの私がこれだけ苦しくなるなら被害に遭った人はどれだけ苦しいんだろう、辛いんだろうって思う。
たいしたことなんてない。
内容書かないでくれてありがとう
ひとりっこだったの?
親御さんももう子供作れないし、存命の時は作ると娘のケアもできなくなるからとやめてたんだろうし、やりきれないね
レイプしたほうは捕まらないか捕まっても最悪懲役3年とかで済む模様(笑) レイプ王国バンザイ!
よいおかず
君はどんな人間なの
レイプは15000円程度ってことは、小学生がレイプされて精神崩壊して家庭も人生もぶっ壊れるのも15000円程度のことってことかあ。
たいしたことないとか◯◯円程度のことって言う男さんたちみんなレ……されて社会生活送れない状態になって少し回復したあたりでまたレ…されてセカンドレ…もされて人生終わりま...