あの青春の輝き再び! ダブルオーテレサ、復活後初のミニ作品と植木&上野ソロ、3作同時リリース

いくつもの輝かしい春を彩ってきた青春ロック・バンド、ダブルオーテレサ。2000年に結成し、2006年に惜しくも解散が発表され、それぞれ「植木遊人」や「曽我部恵一BAND」として活動していたメンバーだが、2013年11月、おとぎ話との対バン・ライブにて待望の再結成を遂げた。その後、ライヴ・アルバムやシングルのリリースを重ねるなか、このたび再結成後初のミニ・アルバムが完成。新曲はもちろんのこと、シングル曲やライヴ音源、リミックスなどを含む10曲は、近年のダブルオーテレサの集大成といっていいだろう。
加えて、植木雄人(Vo, Gt)、上野智文(Gt, Vo)のソロ・アルバムも同時リリースされた。YUTO UEKI名義でリリースする『APOLLO』は、メロディの美しさが際立つエレクトロニカな意欲作。反対に上野の『ひばりの詩』はアコースティックギター1本でシンプルに奏でられた一品に仕上がっている。
今回、OTOTOYではダブルオーテレサのアルバム収録曲のなかから「シグナル」を期間限定でフリー配信!! 植木と上野の2人のインタヴューと共にお届けする。
>>ダブルオーテレサ「シグナル」を期間限定フリーDL配信<<
(期間 : 2016年4月13日〜19日)
ダブルオーテレサ / 青春組曲
【Track List】
01. シグナル / 02. BADBOY BADGIRL / 03. 少年少女 / 04. EMMAその後 / 05. ヘイル! ヘイル! ヘイル! / 06. Light,Twinkle,Light / 07. ロックンロール天国(Live) / 08. ヤングセレナーデ(Live) / 09. 少年少女(CBS Remix) / 10. BADBOY BADGIRL (kenny Re-Edit feat. yukyu)
【配信形態】
16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
【価格】
アルバム 1,620円(税込)
YUTO UEKI / APOLLO
【Track List】
01. IMAGE OF LIGHT / 02. A.I. / 03. ほうき星 part1 / 04. 超絶平和主義 / 05. ぼくはここだよ / 06. 春をたどれば / 07. ほうき星 part2 / 08. あけすけなハート / 09. 光のイメージ
【配信形態】
16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
【価格】
アルバム 2,160円(税込)
上野智文 / ひばりの詩
【Track List】
01. イカロス / 02. せいせきのうた / 03. 冷やし中華食べたい / 04. リビングルーム / 05. あさ / 06. SF / 07. ケンちゃん / 08. まぼろしの午後 / 09. だいすき / 10. 風が吹くとき
【配信形態】
16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
【価格】
アルバム 2,160円(税込)
INTERVIEW : ダブルオーテレサ 植木雄人×上野智文

2013年に再結成したダブルオーテレサが企画盤『青春組曲』をリリースした。その冒頭を飾るナンバー「シグナル」をとにかく再生してみてほしい。瑞々しく美しいメロディ、衝動に溢れたバンド・サウンド。捨てきれなかった音楽への愛が溢れ出てくるかのようだ。さらに今回はメンバーである植木雄人(Vo, Gt)、上野智文(Gt, Vo)、それぞれのソロ作も同時に発表された。聞くところによると、一度は仲違いした彼らが再び共に歩みだしたのには、植木の『APOLLO』制作過程にきっかけがあったという。
今回のインタヴューは上野が聖蹟桜ヶ丘に構えるカフェ「MASCOT.」(公式サイト)にて行われ、そして植木は仕事が終わったその足で、スーツ姿のままその場に駆けつけた。バンド一筋だった時代とは異なり、いま彼らはそれぞれ仕事を抱えながら、自分たちのペースで再び音楽を鳴らし始めた。2人はいまの活動が「最高に楽しい!」と力強く笑顔で語る。今回のリリースの経緯、そしてダブルオーテレサが考える「仕事と音楽」について話を訊いた。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文&構成 : 鶯巣大介
写真 : 大橋祐希
僕ひとりでやろうと思ったんですよ。でもひとりだとなんにもできないんです(笑)
──今回はダブルオーテレサの企画盤、そして2人のソロが同時リリースされました。まずはこの動きの経緯について教えてください。
植木雄人(以下、植木) : 元々は2015年の末にダブルオーで『BAD BOY,BAD GIRL / 少年少女』っていうシングルを自主流通しようとしてたんです。でもプレスしてこっちが勝手にCDに付けてた品番が、もう世の中に存在していて流通できませんと。それでやけっぱちになって『青春組曲』を作ったんですね。あとそのタイミングで智ちゃん(上野)がソロ・アルバムを出したいって話があって。実は僕もソロを2012年くらいから4年かけて作っていて。「植木も同時リリースしようよ」って言ってくれたんです。
──いまから4年前というと、ダブルオーの再始動(2013年)より前ですね。
植木 : そうそう。(解散してから)植木遊人っていうソロ活動をしてたんですけど、それも終了して、完全に音楽をやめちゃってたんですよ。でもそうしたら今度は音楽がしたくなるんです。本当に人間ってないものねだりっていうか(笑)。それから曲を作り出したんだけど、そのレコーディングが難航にして心が蝕まれてましてね。最初は僕ひとりでやろうと思ったんですよ。でもひとりだとなんにもできないんです(笑)。だから元メンバーに泣きついて。

上野智文(以下、上野) : そうなると不思議と断る理由はないんですよね。
植木 : そう。ベースの謙ちゃん(大塚謙一郎 / ダブルオーテレサのベース)がプロデュースで私のソロに携わってくれて。そのなかで「じゃあ智ちゃんにゲストでギターを弾いてもらおう」ってお願いをしてしたんです。そのときはバンドも再結成前で、みんなポカーンとしてた時期なんですよ。
上野 : そうだね。そのとき、みんな精神的に調子悪かったんだよね(笑)。謙ちゃんと僕はソカバン(曽我部恵一BAND)をやってたんだけどバンドがなくなって、急激に下降していった時期で。植木も精神的にちょっとね。
植木 : そうだね。でも完成したことで自分がひとつ弾けたっていうか。この制作過程でメンバーみんなが一緒になれたんだよね。それがだんだん再結成の道標になっていって。それでダブルオーがいまある。このレコーディングがなかったらいまダブルオーテレサがあるか分かんない。
──植木さんのソロ制作がきっかけでダブルオー再始動に繋がったんだ。そんなドラマがあったんですね。そもそも解散したのはメンバーの仲が悪くなったからだって聞いたんですけど。
植木 : 元々めちゃくちゃ仲良かったからこそ、なんでも言っていい状態になっちゃうわけ。だから仲悪くなっちゃったんですよ。結局いまは高校の同級生の状態に戻れて。仕事っぽくなってからおかしくなったのかな?
上野 : それはあるね。メジャーとか、売れるとか、そういう言葉が出てきてから。
植木 : 売れるとかを意識した段階で終わってるんですよね。めっちゃ喧嘩してたよね、智ちゃん以外みんな。
上野 : 俺がその間に入るじゃないですか。それが大変で。
植木 : すげぇ疲れちゃったと思うんです。そういう時期を経てもう30歳後半でしょ、僕ら。こんな元気に仲良く活動できてるなんて結構奇跡だよね(笑)。2005、6年のあたり、こういうふうに会話とかできなかったもんね。でも解散してからは距離ができたから普通に話せるようにはなったかな。ただ同じステージには上がれないなって感じだった。
──ドラムの村田さんもスパっと引退しちゃいましたもんね。
上野 : そうですね。再結成にあたって誘ったんですけど、あんまりモチベーションが高くないし、やりたくないのにやってもしょうがないってところがあって。
植木 : でもそうやって言って、また本人はやりたがってるかもしれないよ。そのとき突っぱねても、本当に人ってね、なくなると欲しくなるものなんだよ(笑)。僕も音楽に対してそういう気持ちだったから。
曽我部さんや植木が書く普遍的に良い曲がやっぱり好きなんですよ
──上野さんはなぜソロ・アルバムを出そうと思ったんですか?
上野 : 僕は27歳くらいのときから、アルバムを出したいって思っていて。でも無理やり形にしようとしてもできなかったんです。でも自分のお店、このMASCOT.ができて、自分で作ろうって気持ちになったんですね。だから構想は長いんですよ。具現化するまで10年かかりました。でもレコーディングは1日ですね(笑)。
植木 : すごいね。構想10年、レコーディング1日って。俺のソロは構想0分、レコーディングは4年だからね。
上野 : あはは(笑)。それでレコーディングは自宅でしました。シンプルなものを収めたかったから、『レコーディング・スタジオの伝説』っていう本で昔の人たちがどう録ってたかを参考にして。マネをして部屋を改造したりしました。試行錯誤するところにハマってみたかったんです。でもそういうものって何日かけて録っても意味がなくなってくるし、だったら1日でって。
──『ひばりの詩』を聴いて、曽我部さんや植木さんが歌う曲のメロディとか、そういう要素が軸にあるなと感じたんです。やっぱり2人のシンガーに影響を受けた部分はありますか?
上野 : あるでしょうね。曽我部さんや植木が書く普遍的に良い曲がやっぱり好きなんですよ。そういうものだけを集めたかったんですね。今回、歌とギターだけって形にしたのは、自分の曲にギターを入れるのは足し算になっちゃう。やっぱり歌が死んじゃうかなって。だから弾き語りというか、言葉を大きめにしているので、本くらいに捉えてもらってもいいですね。

──どういう作品を目指したんでしょうか。
上野 : 10曲を並べたときに自分を表すものを作りたかった。例えばオルタナっぽい曲とかを作ったこともあるんだけどリアリティがなくて。そういうのを全部ボツにして、自分っぽい、背伸びがない曲を集めましたね。西岡恭蔵の1st(『ディランにて』)とかって間違いも収録されてるんですけど、でもそれがどうでもよくなるような強さが入っていて。そういう音楽にしたいっていう気持ちもありました。植木のソロとは全然違うよね。植木はビーチボーイズとかが好きで、もちろん僕も好きなんだけど、自分の核となる部分にはなくて。『APOLLO』のサウンドにはそういうドリーミーなところがあるよね。
植木 : そうかもね。『APOLLO』はブライアン・ウィルソンの『スマイル』を意識してる部分があります。確かに2人の立ち位置が全然違うよね。元々それぞれ持ってるものが今回のソロみたいな音楽なんだけど、バンドの音源はとして出るものはこれ(『青春組曲』)になるっていう(笑)。
──植木さんのソロは特にダブルオーの音楽性とはかなり違いますよね。最初から打ち込みの音で始まって驚きました。
植木 : 結局バンドでワーワーやるのも好きだから、そういう曲を作ってたんだけど、聴いてる音楽はわりとソフトなものが多いですね。今回のソロは心のなかというか、柔らかいところを歌ってます。読ませたくない日記みたいなものというか。
上野 : サウンドとしてはいまっぽいよね。それは謙ちゃんによるところが大きいんじゃないかな。
植木 : でかい。彼が携わったのは4年のうち半年とかなんですけど、僕ひとりだったら絶対にできてない。最初ひとりで多重録音をしていったんですけど、結局テクニック的な部分で追いつかないし、あとやりたいことだけやっちゃうから、本当に塗りたくった油絵みたいになっちゃって。そういうとこを整理してもらいましたね。「このメロディにはこういうアレンジがいいんじゃない」って提案をしてもらって。
上野 : 最初、植木は『APOLLO』をお蔵入りにしてたんですよ。曲は録れてたけど、名前もついてなかったよね。あのときもがいてた全員の気持ちとかもあるし、出したほうがいいかなと。せっかくあんなに思いを込めてたし、お金も使ったし(笑)。
植木 : 1回完成したなっていうのが2年くらい前で、いい作品だなとも思ってたんです。でもダブルオーが再結成したし、出すのはいまじゃないだろうって思ってて。で智ちゃんがソロ・アルバムを出すタイミングで声をかけてくれてました。
でも結局音楽からは逃げられない、だって好きなんだから
──ではダブルオーの『青春組曲』についても話を伺いたいです。
植木 : これは時空を超えてるんですよ。「LIGHT TWINKLE LIGHT」はライヴ音源なんですけど、2003年に新宿LOFTでレコーディングしたものですからね(笑)。逆に「ロックンロール天国」「ヤングセレナーデ」は最近のもので、去年にラブ人間主催の〈下北沢にて〉でライヴをしたときの音源ですね。
──当初から新曲+過去のライヴ曲という構成を考えてたんですか?
植木 : そうですね。最初に言ったように、元々はシングルが流通不可になったから「ちくしょう!!」って気持ちで作った企画盤なんですよ。だから豪華にしたくて欲張ったというか。再結成してから肝になる曲を作ろうって頑張ったのが「シグナル」です。僕たちダブルオーテレサが得意な別れの歌ってやつですね。
上野 : 最初、曲を持ってきたときは、植木のソロっぽい感じがあったんですよね。それを一回壊すって作業をして。
植木 : ほっとくと僕は『APOLLO』の世界観に行っちゃいそうになるんですよ。でも智ちゃんがそれに気づいてくれて、「中坊でも演奏できる感じにしよう」って出来たがこのヴァージョン。それをもっと突き詰めたのが「BAD BOY,BAD GIRL」ですね。
上野 : でもダブルオーはライヴをやったら盛り上がるんですけど、やっぱそれだけじゃだめで。木暮晋也さんに「音源出したら変わるよ」って言われたんだよね。だから今回音源を流通に乗せてもらうのはすごく大きな意味があるのかなって。
植木 : やっぱりいままでは表立った活動じゃなかったのかなとは思いますよ。だから「これでもか!」ってくらいにやったのが今回ですね。3作同時っていう(笑)。あと僕らいま元気にやってるぜ感を出したいじゃないですか。
──なるほど。確かにお店を持ったり、営業マンになりながら活動を続けるって、ほかのバンドマンにとって勇気づけられることだと思うんですよね。
植木 : 音楽もそうなんだけど、今回のリリースでそういう情報が広まってくことが1番嬉しいかも。こういうスタンスで音楽をやってる人もいるんだよって。気合入れてやめた人もいっぱいいるし、僕だって1回は音楽をやめてる。でも結局音楽からは逃げられない、だって好きなんだから。僕らは元々ロックンロールだけだったんだけど、みんな気づいたら仕事を始めてて。いつの間にか「僕らは社会人バンドだ」って認識ができるようになりました。そこまで割り切れるともう楽しいしかないですよ!
──上野さんは仕事をしながら音楽を続けることに対してどう思ってるんですか?
上野 : 僕はミュージシャンっていう感覚があんまりなくて。いまはお店にまでなったけど、音楽をやりながら料理っていうスタンスは昔からありますね。
植木 : 俺も音楽一辺倒ってときは分からなかったけど、智ちゃんはずっと「音楽も料理もほとんど一緒だ」って言ってたんです。そういうことを仕事を始めてから意識するようになったら、確かにほとんど変わらないんです。音楽を作るのって、営業の戦略練ることと一緒ですよ。どういうパンチライン、フレーズで相手を落とすかって。料理もレシピを作ることが表現することみたいな。
上野 : まぁね。アウトプットが変わるだけだよね。
植木 : 仕事しながらもバンドできるんだよって伝えたいですね。大体みんな仕事したくないから音楽やってると思うんですけど。でも逆にね、仕事を一回覚えると音楽と両立できますからね。できるよね?
上野 : 全然できるよ。

──非常にたくましい考え方ですし、音楽との素敵な関わり方だと思います。
上野 : だからいまはダブルオーテレサも無理にやってる感じはないんです。やめるとかやめないとか、そういう感じじゃないんだよね。
植木 : 楽しいからやってるっていう、ほんと原点に帰れてますね。
上野 : そうだね。前は充実感がなかったよね。とりあえずライヴして終わって、ただ日常に戻って、果たしてこれは何をやってるんだろうって。いまは打ち上げして「またやろうね、よろしく!」って、学祭の終わりみたいな感覚があるかな。このスタンスの活動でいまみたいに話を聞いてもらえる機会があるのも嬉しいし。
──Twitterで画像を上げてましたけど、レコード・ショップでも大きく展開されたりしてね。20代でダブルオーを観ていた人が…
植木 : ちょっと出世して、バイヤーになったりとかね(笑)。そういうことがいまは結構あるんですよ。
上野 : 後輩のバンドとかにも「植木さんのソングライティングを尊敬しています」って声かけてくれる人いるよね。
植木 : 対バンで呼んでくれたりとか。昔はそういうのが一切なかったんですけどね。知らないうちに種まいてたんだなぁって思いますよ(笑)。いや本当に生きてくって種まき! リアルに頑張ってるときってわかんないんですけど。
──では最後に訊きたいんですが、今後のことってなにか考えていますか?
植木 : 楽しくバンドが続けばそれでいいですね。いまは高いステージだろうが、低いステージだろうが、30分でも2時間でも、そのときのベストのライヴができれば最高だなって。ギスギスしたこととか、もうだいぶやってきました。それでいま残ったのが楽しくやりたい、それだけですよ。あと何年かしたら40歳です。それなのに、このテンションで楽しくはしゃげるって「音楽超楽しくね?」みたいな感じです(笑)。
過去作
ダブルオーテレサが奇跡の復活を遂げた、2013年9月20日。下北沢clubQueでのライヴの模様を余すくところなく完全収録。なんとなく出会い、別れ、そんでまた出会う。幾多のドラマを乗り越え演奏された曲達は駆けつけた多くのオーディエンスを熱狂させた。ためらいナシ、わーきゃーアリ、楽しさ全開で胸が熱くなる全11曲の狂騒宴NIGHT!
LIVE INFORMATION
日常ロックナイト~マーブル12周年スペシャル2DAYS~
2016年5月5日(木・祝)@新宿マーブル
開場 16:30 / 開演 16:45
出演 : ダブルオーテレサ / 町田直隆 / フリサト / ザ・シックスブリッツ / the electers / ハロ / ハートたち / たなかとう from THEロック大臣ズ
PROFILE
ダブルオーテレサ
植木雄人(Vo, Gt) / 上野智文(Gt, Vo) / 大塚謙一郎(Ba, Cho) / 柳沢明史(Support Dr, Cho)
2000年春、植木雄人、上野智文、大塚謙一郎、村田好隆の4人で結成。同年10月に代沢レコード第1弾としてミニ・アルバム『終わりのテーマ』をリリース。2001年5月に1stフル・アルバム『太陽と色彩』、2002年5月には曽我部恵一をプロデューサーに迎えた『TWINKLE』をリリースした。その後、共演をきっかけに曽我部恵一のバックバンドとしても活動を開始。
2003年、日本クラウンより2ndフル・アルバム『ダブルオー・テレサ』をリリース。その後次々と自主企画の開催やトリビュート、コンピ盤への参加を精力的に行う。2006年に『こちらロックンロール天国』をリリース、同年6月の渋谷O-WESTがオリジナル・メンバーでのラストライヴとなり、以降、 植木は"植木遊人"としてソロ活動。上野、大塚は曽我部恵一BANDのメンバーとして活動。村田は現役より退いた。
2013年、下北沢clubQueにて再始動ライヴを開催。2014年5月に再始動記念シングル『おはよう!』をリリース。そして2016年4月、再始動後初のミニ・アルバム『青春組曲』をリリースした。