【第三期BiS 連載vol.2】 イトー・ムセンシティ部 インタヴュー「自分の中のハードルを飛び越える!」

第三期BiSを追跡する連載『BiS 3度目の正直は、本当にあり得るのか!?』。今回より、いよいよメンバーの個別インタヴューに突入。連載第2回はイトー・ムセンシティ部が登場です。恒例のTwitter企画も進行中、そしてついにメンバーの歌声も「STUPiD」によって披露された第三期BiS。8月のデビュー・アルバムへ向けて今後の動きが見逃せない彼女たち! ここからは、未だ謎の多い各メンバーを掘り下げる内容でお届けします!
INTERVIEW イトー・ムセンシティ部
まず初めに読者の方に断っておきたいことがある。メンバー各人に話を聞いてみて全く別の一面が見えてきてしまった。これから始まるメンバー個別インタビューは、前回の全員インタビューの印象を180度ひっくり返す内容になるだろう。間違いなく言えることは、第三期BiSのメンバー全員かなり個性的だし、どこか変だぞ(笑)! さて、第三期BiSの記念すべき1st インタビューは、とてもエロいイトー・ムセンシティ部から!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 水上健汰
まず40分歩かないとコンビニにたどりつけないですね
──覆面のアーティスト写真が公開されましたね。公開された写真は鼻血が出ていましたけど、自分であの写真を見たときどう思いましたか?
イトー・ムセンシティ部 (以下、ティ部) : 可愛いと思いました。
──いやいや。
ティ部 : 鼻血加工が好きなんですよ。クレヨンしんちゃんのボーちゃんだって、鼻水が出ているの可愛いじゃないですか。

──(笑)。とにかく今日は初めての個別インタビューなので、まずティ部の話を聞きたいと思います。ティ部の出身地はどこなんですか?
ティ部 : 新潟です。めちゃくちゃ田舎です。メンバーが住んでいた中でいちばんの田舎だと思います。
──どんなところ?
ティ部 : 40分歩かないとコンビニにたどりつけないですね。それに家の前には道路が通っているんですけど、その道路をまたいだらあたり一面田んぼしかないですね。一応コンビニと同じで40分くらい歩けばスーパーが2つあったんですけどね…。あとは、家の裏が本当にただの山でした。竹林しかなかったです。
──そんな田舎に住んでいた女の子がアイドルになりたくて東京に出てきたと。
ティ部 : そうです。面接が2回あったので通うのも大変でした。
──親にお金を借りたの?
ティ部 : いや、自分のお金で行きましたね。なんで受かっているのかはわからないまま、試験は進んでいきました。二次試験の時は「落ちたな」って思いながら帰りましたもん。
──どうして落ちたと思ったの?
ティ部 : その時、私のほかにあと2人受験者の女の子がいたんですけど、その子たちは「ライオンと一緒に東京ドームでライヴがしたい」とか、「歴史の教科書に載りたい」とか言っていて、私はその時に「売れたいです」というありきたりなことしか言えなかったので…。
──でもこうしてBiSのメンバーとしているわけですもんね。逆に自分が受かった要因って何だったと思いますか?
ティ部 : なんでだろう。でも、いろいろ願望を言うよりも、まず自分のことを知ってもらおうという気持ちで、例えば過去の話とか素直にすべて話しました。そしたら三次の個人面接の場で、渡辺さんと日本クラウンの人と話し合いが始まって、私の目を見ずに斜め上の空を見ながら「とるかぁ…」って渡辺さんに言われて合格が決まりましたね。「ライオンとライヴしたい」とかは言えなかったんですけど、その時話した過去の変なエピソードが衝撃的だったのかな(笑)。
新潟でTinderをスワイプし続けていました
──その変なエピソードをよかったら聞かせてくれませんか?
ティ部 : あんまり人の前で言えるような話じゃないんですけど、エロい話になりまして…。
──絶対書けない奴じゃん。
ティ部 : そうなんですよね。だから履歴書にも書けなくて…。
──(笑)。なんでそんな話になったの?
ティ部 : 今までの人生でやった一番悪いことの話になって正直に全部答えました。
──なるほど。それで、こいつ面白いぞってなったんだ。
ティ部 : その時間は、みんなで凄い笑いましたね。マッチングしたことはなかったんですけど、新潟でTinderをスワイプし続けていた話とか、私のお姉ちゃんが結構激しい人なんですけど、お姉ちゃんの話をしたら、結局全部がお姉ちゃんの話になるくらい盛り上がっちゃいましたね。
──たとえば?
ティ部 : ざっくりいうと、お姉ちゃんと一緒に過去にしでかしてしまった話とか、あとはお姉ちゃんがビッチな話ですかね。
──なるほど。受かったのはお姉ちゃんのおかげですね。
ティ部 : はい。でも、もうスタッフの人には、淫乱としか呼ばれなくなっちゃいました。
──すでにエロ担当としてのキャラを確立させつつあるんだ。
ティ部 : そんなつもりはなかったんですけどね。素直なキャラで行こうって自分では決めていたんですけど…。こうやって話していたら、本当に自分がなんで受かったのかわからなくなりますよね。
──「私の売りポイント」みたいなのものはない?
ティ部 : 自信をもって言えることはないかもしれないですね。
──レコーディングなどが始まっている時期かとは思うんですけど、実際にダンスや歌をやってみて少しでも手ごたえがあったりとかは?
ティ部 : メンバーの中で一番やばいかもしれないです。でも、新曲たちも全部それぞれ系統が違うし、何よりも松隈さんに指導してもらいながら歌わせていただいたので、凄く楽しく歌えました。
──松隈さんに指導してもらったんだ。
ティ部 : イトーの声はこういう声だから、こういう風に歌ってほしいとか、こういう歌い方があっているって教えてくれました。
──具体的にティ部はどんな声って言われるの?
ティ部 : とにかくエロく歌えって言われました。
──なんと! でも声って、その人の性格を表しますもんね。
ティ部 : 全然エロくない楽しい雰囲気の歌を歌っていたのに「イトー、男友達多いだろ」って急に言われて、「何でですか?」て聞いたら「歌い方がビッチだから」って言われました。でも本当に何を歌っても楽しかったんです。
なんとなくしか見えない高い壁が、自分たちの前には立ちはだかっている
──なぜアイドルを目指すようになったんでしょうか?
ティ部 : 自分の世界はインターネットの中にしかなかったんですよ。ちょうど落ち込んでいた時期でもあったので、YouTubeやTwitterばかりを見ていたんですけどその時にちょうど色々なアイドルにネットでハマっていって。
──いわゆる引きこもりの状態だったわけですね。
ティ部 : 完全にそうでしたね。それでアイドルをやるなら絶対に東京だなって思っていたので。
──上京したかったんだ。
ティ部 : 当時は、上京したかったけど諦めの気持ちの方が勝っていましたね。夢とかやりたい仕事もほとんどなかったです。そこからBiSHにもハマりました。
──BiSHに。
ティ部 : 好きになったきっかけは思い出せないんですけど、BiSHで知り合った知人がGANG PARADEにハマって、その知人とGANG PARADEとRYUTistのツーマンを新潟に見に行きました。その時にふと「ステージに立ちたい!」って思ったんですよね。
──突然どうして?
ティ部 : 本当にうまく説明できないんですけど、ユメノユアさんのパフォーマンスを見ていたら「いいなぁ」っていう気持ちが沸き上がってきて。
──なるほど。では最後にティ部の今後のヴィジョンや目標を教えてください。
ティ部 : とにかく、一番身近なもので言えば、早くTwitterのフォロワーを1万5千人にすることです。後は、私たちはこれから昔のBiSと比べられたり、BiSHと比べられたりしていくと思うんですけど、とにかくそういった概念を壊していきたいと思います。
──概念?
ティ部 : 「アイドルってこういうものだよね」とか「BiSってこういうアイドルなんでしょ」とか。やっぱりSNSとかを見ていても、まだまだ「BiSって全裸PVの人たちでしょ」とか、そういった印象しかない人が多いのかなって思います。でもやっぱり、それだけで続いていくのは悔しいので、新しいことをしてみたいと思います。
──なるほど。
ティ部 : やっぱり、なんとなくしか見えない高い壁が、自分たちの前には立ちはだかっていて、周りのグループを超えるというよりも、まずは自分の中のハードルを飛び越えたいと思います。
編集 : 伊達恭平
編集補助 : 矢野圭将
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