2025-03-30

結婚して、子供が生まれから人生が始まった

アラフォーの男だけど、最近人生って子供が生まれからの方が充実していると感じるようになった。

結婚したら人生終わるとかいう人もいるけど、あれは嘘だね。

というか結婚してない人は知らないだけ。

ゲームで言うと、結婚までがプロローグで、結婚してからが本章。

から早めに本章入った方が楽しいと思う。

現在環境

夫婦共働き子供は2人とも小学生

世帯年収手取りで1,000万円程度。東京じゃないので生活にもゆとりはある。

どのくらいゆとりがあるかというと、貯金を気にせず、年に2ー3回国内旅行して、毎週末スシローとか、家族で1万円くらいの外食に行けるくらい。

結婚するまでは充実してなかった?

そうでもない。

この章は自慢話みたいになるので読み飛ばしてもいいかも。

中流家庭で育って、国立大を出て、残業が少なくてそこそこ給料の良い会社就職できた。

高校時代から絶えず彼女がいたし、大学時代はそれなりにモテた。

大学時代は勉学をおろそかにしない程度に遊んだ

理系論文も書いたし、毎週友人と飲みに行き、彼女がいて、セフレがいて、週4でセックスして、バイトもしてた。

4年間、オナニーする暇もないくらい腰を振ってた。

社会人になっても独身時代は似たような感じだった。

会社は定時で上がれて、自分彼女のために晩御飯作る余裕もあって、趣味時間もつくれた。

海外出張もそこそこあって、やりがいのある仕事担当できた。

ピル飲んでる彼女セフレがいて、ヤリチン生活だった。

たくさんセッ◯スできる男が勝ち組だと思ってた。

あの時も充実してたんだ。

それでも、子供たちがいる今には遠く及ばない。

大学時代独身時代に戻れると言われても即答で拒否する。

結婚しようと思った理由

子供を育ててみたかたから。

独身結婚して子供がいない家庭、結婚して子供がいる家庭、色々な人と会って話をしてきたけれど、「こうありたい」と思える人は「結婚して子供がいる家庭の人」に多かった。

もちろん、それ以外の人たちにも魅力的な人はいたけど、少数だったし自分勝手な人が多いと感じた。

から、「きっと子供を育てることによって何かが変わる、得られるのだろう」と思うようになった。

幸い、当時の恋人は誠実で、私が変われると信じてくれる人だった。

ヤリチン生活がバレても結婚しようと言ってくれたので、30歳前に結婚することにした。

子供が生まれるまでは同棲カップルと同じなので、仕事スタイル生活も大きな変化は無かった。

ただ、結婚したらよく二人で飲みに行ってた女友達セフレは離れてった。

今考えてみたら真っ当な女友達&ある程度良識あるセフレさんだったなと思えるんだけど、当時は辛かった。

これは女性関係の多い男性あるあるなので要注意。

しろここでも攻めてくる女友達 and/or セフレがいたら家庭が崩壊するんだろうな、と。

結婚後〜子供が生まれた直後は辛かった

女友達セフレが離れていくのは当時、辛かった。

なにせ「たくさんセッ◯スできる」=「男の勝ち組」の価値観だったので。

今考えてみたらセックス依存症だったような気がする。

子供が生まれてもすぐには父親としての自覚は持てなかった。

妻は子供にかかりきりになって、「あなた(夫)が一番大事でなんでもする」から子供が一番大事で、あなた(夫)をそうして。そして自分のことは自分でして!」に変わり、不満だった。

自分パートナーにとってNo.1ではなくなると言うことは非常にショックで、想定していなかった。

自由時間自由お金ほとんどなくなり、全てが子供優先。

核家族なので人員的な余裕もなく、大変だった。

子供が小さい時に離婚する夫婦気持ちがよくわかった。

ここで耐えられなくなった人間離婚するんだな、と。

よく言われる、「結婚子供が生まれオッサン化する」もこの頃かと。

これまで自分しか使ってこなかったリソースの90%を赤ちゃんに使うので、そりゃそうなるわな、と。

親としての自覚

子供が育ち、少しずつ喋り、泣いたり怒ったり悲しんだり、大人があまり表に出さない一通りの感情を、なんの躊躇いもなしに発露する子供の姿を見て、だんだん父親としての自覚が持てるようになった。

たぶん子供が生後半年くらいの時かも。

男親としても父親としての自覚が出るのは遅い方かもしれないし、妻には迷惑をかけたと思っている。

「こんなに全ての感情を私にぶつけてくる人間がこれまでいただろうか」

「私がいなければ、この子は生きていけない」

「愛していると、言葉で伝えなければ伝わらない」

「私が小さい時に知っておきたかたことを、この子に私は伝えることができる」

保育園学校で作って、プレゼントしてくれる折り紙が宝物のように感じる」

だんだん上記のようなことを感じるようになっていき、親としての自覚ができてきた。

いつからか、妻と子供が「おかえり」と言ってくれる家庭が、暖かい陽だまりのように感じるようになった。

子供が拾ってくる、たんぽぽが愛おしい。

ジュースを飲んで満面の笑みを浮かべている姿が愛おしい。

家族旅行を楽しみにして、体を全部使ってはしゃいでいる姿が愛おしい。

最近、ひょっとして、突然の不幸がなければ私はずっとこの陽だまりの中で生きていけるのだろうか、と考えるようになった。

子供が生まれから、初めてこの「幸せ」を知ることができた。

一人で生きるよりも、やりがいのある仕事をするよりも、ヤリチン生活送るよりも、忙しいかもしれないけれど、ずっと心が満たされる。

少子化とか言われてるけど

子供いらない」という人を聞くと素直に「かわいそう」と思ってしまう。

もちろん個人の好みや経済的事情があるのかもしれないけど、単に「この幸せを知らない」のではないかと。

かと言って、力説しても「〜ハラ」とかになりそうなので、よほど腹を割って話せる人にしか上記のような話はできない。

最近、ふとした時に

「まあまあ、幸せかな」

と妻に言うようになった。

独身や新婚時代には言わなかった言葉だ。

妻はそれを聞くと

「”まあまあ”っている?」

と返してくる。

少し苦笑して、

「そうだね。」

と返す。

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