はてなキーワード: サバとは
まあ~~そうだろうな。
ますます買い切りゲーマーは少数派の老人嗜好になっていくだろう。
ただこの統計には巨大なゲーム消費国である中国のデータと、インドのデータがまるまる抜け落ちているから、日本人と同レベルに課金ゲーに親しんできた中国含むアジア市場を加味すると実情はより課金ゲーへと偏るだろう。
一方でモバイルのデータを見てみると、中国は米国に次いで世界2位のゲーム消費国。日本は3位。
世界モバイルゲーム売上高、1位は「ホワサバ」 4周年の「ウマ娘」が急上昇:25年3月
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c8a0b08e37d55a6c8546fd33fade61b1b629774
これは3月だけのデータだからあまり参考にならないが、このホワサバというのは凝ったゲームというよりは、広告で人を集めて売り上げた低予算ゲー、村ゲーだ。
実際のプレイの様子ははじめしゃちょーがやっている動画があるが、まーなんとも言えない。
https://www.youtube.com/watch?v=vsPWL7xa0MQ
去年1年分のゲーム以外も含む世界モバイルアプリ売上はこんな感じ
3回目の休職の終わり頃、地元の新幹線のホームで私は俯いていた。
きつい西日にじりじり焼かれる不健康な白い腕が、ほとんどのポケットと相性の悪い、重たいiPhone 13 Pro Maxを支えていた。
通算すれば半年ほど休みを貰っていたにもかかわらず、エネルギーは常に枯渇していて、喉と胸がいつもチクチク痛かった。
平日の日中は、実家のリビングのソファに寝転がって、ひたすら人がたくさん死ぬ映画やアニメを見て、耐えがたい出来事を思い出し、ひとりで過呼吸を起こして繋がることのないいのちの電話を鳴らした。
親に見つからないようにこっそりと買い集めた「いつでも現世から逃避できるよキット」を眺めては、悲しいとか怖いとか辛いとか、そういう感情を置いてけぼりにして溢れてくる涙を流して今日が終わるのを待つ日々が続いた。
あの頃、私の傍には常に死があった。
ある時、タイムラインで誰かがリポストした、Vtuberの切り抜きを見た。
もともとアイドルがたくさん出てくるソシャゲ沼出身の自分からすれば、リアルタイムで動く3Dの素体は荒っぽく見えた。
画質が悪くなったり、ありえない方向に腕が捻れてしまったりする彼らは、画面の向こうで声を張り上げ、大げさに笑い、床に転がり、また笑った。母が夕食時に好んで見ているような、毒にも薬にもならないバラエティ番組の真似事だ。
調べてみると、彼らはROF-MAOというVtuber4人が組んだユニットで、週一回決まった時間に20分前後の動画を投稿しているとのことだった。
確かにくだらなくはおるものの、彼らには不思議な魅力があった。沢山のくだらないの中に、今でも正体のわからない、なにかきらきらしたものがあった。
私は多分、そこに共鳴したのだと思う。
私は、この週に一度の投稿を、自分の目標とした。それは、友達も居らず孤独だった子供時代、好きな児童文学作品の続きが出る日を心待ちにしていた頃と同じだった。
人がたくさん死ぬ作品の代わりに、配信の切り抜きなど、ROF-MAOのメンバーが投稿しているものを見るようになった。
正直なところ、おもしろいとは思わなかったが、無音は孤独を思い出す。
そのうち、コラボ配信で一緒になった他のライバーの配信も追うようになり、ジョー力一(じょーりきいち。りきいちは漢字だ)のラジオに辿りついた。
力一は、ピエロのような風貌をした男性のライバー(Vtuberが所属する事務所、にじさんじでは配信者のことをこう呼ぶみたい)がひたすらに無い話をするラジオ。
アンパンマンのキャラクターとして転生するならどうサバイブするかの話を真剣にする彼の姿を見て、私は久しぶりに声をあげて笑った。笑った後に、ちょっとだけ泣いた。
私は、三回目の復職を決めた。
笑えたから大丈夫、とまでは思わなかったけど、いつまでも現状に甘えているわけにはいかない。
貯金は底が見えていたし、私のかなしみは田舎より東京の方が紛れる気がした。
私はホームで俯きながら、泣かないための、なるべくくだらなくて、できれば笑える、を基準に動画を吟味してオフラインでも見られるようにダウンロードをしていた。
そのうちの一つが、舞元啓介主催のローションカーリング選手権だった。
舞元が、有志を募って(?)行った、ローションまみれのコマ(もちろんライバーである)がカーリングのコースを滑り、お尻の位置が得点になるという催しだ。
そして私は出会ったのだ。女装したデカエルフ、花畑チャイカに。
グリーンの唇、バレッタで留めた黒髪、あからさまに男性の体格であり全然着こなせていないメイド服。
彼の姿を一目見たとき、我が目を疑った。彼こそが運命だと思った。したことないけど、ひとめぼれとは恐らくこんな感じなのだろう。
舞元のことはジョー力一と共同でやっているラジオ舞元力一で知っていたし、叶も有名人だから知っていた。剣持刀也と加賀美ハヤトは言わずもがな、その時点で大変お世話になっていた。
私はローションカーリング選手権で初めて、花畑チャイカを認識したのである。
彼の見事なまでに珍妙な滑りに、私は季節を忘れた。
衝撃だった。自分の背丈くらいの大きさの空気砲でドカンと打たれたら、あのときの衝撃が再現できると思う。
ただひたすら、私は大きな画面を見つめた。間違えて買ってしまったiPhone13Pro MAXに感謝した。
気が付いたら私は新幹線の座席に座り、普段はあまりしないマスクの上から口元を抑えて笑ってた。呼吸困難になるほど、声を殺して笑った。
笑いながら目的地に運ばて、私は今度こそやっていけると思った。
ㅤSMAPというより感情ポルノのファンだったから2016年の解散騒動前後はSMAP情報を結構おっかけてて、その余熱で新しい地図のTwitterもフォローしてた。
彼らのAbemaでの番組?は毎回見てるわけではなかったんだけど、当時少し興味が湧いていた四柱推命をやるらしいと聞いた回を見てみたんだよね。四柱推命に興味があるって時点で察するかもしれないけど占いが結構好きで、有名人の生年月日出生時間とか興味あるわけ。有名人の出生時間の出所はだいたい占い番組(あとはブログか生まれた時の写真に記録されてる文字、親か本人が書いた自伝、ライブ配信で質問に答える時などがある)。
SMAPはよく5chでメンバーの半数は生まれ年サバ読んでると言われてた。番組での占いのために本当の生年月日を知らされた占い師が5chに書き込むらしい。なんかその辺のヒントになるものがぽろっとでたりしないかなという射倖心もあった。
3人の中で香取くんがその時は進行役をしてたんだけど、占い師にちゃんと興味と敬意を持って過不足ない質問や要約、感想を話し、またそれがわかりやすくて感じが良くて驚いた。
普通に進行が上手だった。
こういう場面ではこう言っときゃいいというスタンプみたいな反応じゃなくて自分の素直な感想にアクセスしながらそれをくどくならず表現するので、そういうセンスがある人なんだなあと思った。
学生時代にサバサバ、ツッコミを入れるタイプの女がいたんだけど、5,6年ぶりに会ったそいつのコミュニケーションがめちゃくちゃ癪に触ったんだよね。
当時とそいつのノリは変わってなかったと思う。
なんでこんな不快なのか考えると、「あ、こういうコミュニケーションって会社にないわ」って気づいた。
30も間近になって、社会人生活も慣れてきた身からすると、今の会社では全く見られない、そういうサバサバ女のコミュニケーションにびっくりしたんだよね。すごくズケズケしていて、癪に触るというか。そいつも社会人やってるはずなので、会社ではちゃんとコミュニケーションしてるのかな。
こういう体験があると、社会でのコミュニケーションって案外ちゃんとしてるんだなって思った。比較的デリカシーない人が多い業界だと思ってたけど、やっぱ最低限の社会常識をもって接してくれてたんだなって。
その女はもしかしたら学生時代のノリに戻った気分だったのかもしれないし、一方でそういうコミュニケーションも笑って流してた学生時代の自分にもびっくりした。
たぶんもう二度と会うことはないだろう。