はてなキーワード: 電話とは
引き継ぎで事故が起こらないように、
セキュリティ的には多少甘くなっても簡単に引き継げる方向性になった
反応がつくと思ってなかった。ありがたい
・職場での人間関係が希薄。基本無口、無表情で喋りかけられてもすぐに話しを切ろうとする。自己開示をしない
・友人と会うと基本的に聞く側
・俺がすり合わせをしようと話を振っても反応がない、無言
・恋人との時間と同じレベルかそれ以上で自分の趣味の時間が大事。テレビ録画とかSNSチェックとか
・恋人と会うのは月1とかでいい
・自信がなく俺が捨てることを恐れている
・関係を進めることを恐れている(今回も結婚を目指す上でしっかり考えたいという始まり)
→今までの彼氏とはカジュアルな交際で数年単位で続いたが、結婚の話を当初からしていた俺とは1年経たずにお別れ
女はいいよなぁとたまに思う
男なんてさぁ顔が相当良くないと下着売れないだよ。私だって下着売ってるし顔だってそんなに悪くないとは思うけどマジで売れないもん。
普段の購買行動地域とかけ離れた場所で、突然それなりに高額な買い物をしようとしたせいで、クレカのセキュリティに引っかかったんやね。(盗まれた可能性があると判定された)
kakikoSHOP
@shop_kakiko
トランプ大統領は日本に消費税を下げろと言っているんだよ。ところが日本のメディアはトランプ大統領を悪者にして石破首相を応援する。だから日本がおかしくなるんだ。
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@area09annex
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Apr 8
たぶん電話会談では、トランプ大統領の消費税減税要求に対して、例によって財務省に渡されたセリフ読み上げ、子供のおつかいみたいな態度で頭ごなしに否定しちゃったんじゃないですかね。
#消費税減税
キハン
@UQGkFjJySPjQn6E
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Apr 8
本当に毎日毎日、TVもラジオも新聞も全てがトランプ非難の偏向報道ばかり。
@hirosenn
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Apr 8
今朝のNHKニュースですね。
雨宿りの猫⛤
@limism0818
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Apr 8
https://abs-0.twimg.com/emoji/v2/svg/1fae5.svg
【追記】04/15 16:30
こういうプロ驚き屋な記事をかくと、反応が入れ食いになるのがブクマのよいところですね。
ただ、コメントを読んだ感じ、どうにも僕が作品の中の起こってる事象そのもの以上に、そこで起こる人間の心理や価値観、欲望の表出に驚いてることがいまいち伝わっていなくて、自分の筆力の無さを感じている。
そもそも価値観や人間の心理って、線形の延長線上にあるテックな未来と比べると、イレギュラーに変化するゆえに想像つかないと僕は思っているが、どうにもブクマカは人間の心理は一定で変わることはないと思ってるようで、その辺が齟齬の原因かなと思ってる。
とはいえ、僕は小林恭二が忘れられた作家になるのはもったいないと思ってるので、もっとこの本を含めて読んでほしいなと思います。
あたりがおすすめです。
僕にとって、この人と薄井ゆうじの二人は、森見登美彦と万城目学のようなコンビのイメージなんですよ。
【追記終わり】
小林恭二という作家がいる。いやいたと言ったほうが近いかもしれない。今は専修大で作家育成をしていて自作は15年くらい発表していないと思われる。
僕は30年近く前の大学時代、この作家が世界で一番好きな作家だった。今もベスト5くらいには入る。あの頃読んだ現代作家の多くは、だんだんと思想の方向がどうにも自分と合わなくなってしまい作品を読むこともなくなった(すべては不用意な発言を垂れ流すTwitterが悪い)のだが、そういうのをやってなかったこともあって小林は今も好きなままだ。あと、もう一人薄井ゆうじという作家も好きだったがこの人も作品を書かなくなった。
きっかけは高校時代に書評欄に数行紹介されていた「ゼウスガーデン衰亡史」だった。のちに福武文庫で買ったその小説は、主人公がいない群像劇で今までに見たこともないとてつもなく魅力的な小説だった。のちの書評なんかを読むと「 『虚構船団』 の影響が大きすぎる」と言われたが、僕には「虚構船団」よりも「ゼウスガーデン衰亡史」のほうがはるかに好きだし、いまでも面白い小説の基準はこの小説になっている。この小説よりおもしろいことは小林の他作を含めてもなかなかないのだが。まあ、この作家を読んでたことで僕は今も奇想の強い小説や奇書が好きである。レムの「完全な真空」なんかも好きだ。
年末に書庫を整理したところ、小林恭二の「短篇小説」という単行本が出てきた。奥付を見ると1994年だが多分貧乏大学生の自分が買ったのは1,2年程度たった後の古本だったと思う。小林先生申し訳ない、たぶん自分が新刊で買ったのは数冊しかない。
何とはなしに読み直すことにした。けっこう好きな短編集だったが、特に好きなのは冒頭からの3作「光秀謀反」(戦国時代の戦国大名は、ハプスブルク家とつながっていた信長など、ヨーロッパ諸侯とつながっていたという話。めちゃくちゃ面白い)、 「豪胆問答」(生まれてこの方驚いたことない侍が化け物に遭遇する話、面白い)、「バービシャードの49の冒険 序章」(英雄バービシャードが冒険に出るまでの話。続きが読みたい)だったので、それ以外はあまりちゃんと読んでなかった。たぶん全部を丁寧に読むのは21世紀に入ってから初めてだろう。
なんかかなりグッとくるエロイ話とかあって、あれ、こんなにセクシーなのを書く作家だっけかと思ったりしたのだが「磔」という短編を読んでとんでもなくびっくりした。これ、現代の話じゃね??とちょっと動揺してしまったけど、共有するところが見つからなかったので増田で書き散らそうと思い書き始めている。いちおうKindle版もあるようだが、バッキバキにネタバレと引用をするので、ネタバレ回避したい人は読むのやめましょう。とはいえ、10編ある短編の一つなので1編程度のネタバレがあっても十分面白く読めると思うが。
主人公の男性はN区(都会の幹線道路沿いだというから中野区あたりかね)にあるビルの27階にある住居兼仕事場で暮らしている。主人公の仕事についての描写
わたしは、現在とある不動産会社にアナリストとして勤務している。仕事は、電話線を通してコンピュータに送られてくる膨大な情報の検索及び処理で、パソコンと電話機があればどこにいても可能な仕事のため、専ら自宅で仕事をしている
えっ、これリモートワーカーじゃね?? さらに続く文章に驚かされた
会社に行くのは一か月にせいぜい一度か二度くらい。近頃は外に出るのも億劫になり、買い物も通信販売と宅配サーヴィスにたよっているから、部屋を出ることも稀だ。
十年位前まではよく、そんな生活をしていて社会とのつながりが希薄にならないかと問われた。
私は答えたものだ。
「もともと会社や社会とのつながりを希薄にしたいために、こういう職を選んだのだ。わたしとしては月に一度程度会社にいくことすら面倒くさい」
これが2020年ごろに書かれた作品なら普通だろうけど、さっきも述べたように奥付は1994年。この作品の初出は1992年である。30年以上前の作品である。
小林はけして、現代SFの作家などにあるような科学的な考証などを積み重ねて世界を描き出す作家ではない。
実際、この後、主人公は仕事を終えて、自分用のパソコンのスイッチを入れるのだが
パソコン通信でクラシック音楽情報を専門に扱うネットにアクセスする。
ちなみに現在かかっているモーツアルトの歌曲は、昨日ネット内で教わったもので、近くのビデオ屋(CDも貸し出している)にファクスして取り寄せたものだ
と、ネット通販どころかインターネットすら登場しない。パソコン通信の会議室だ。(このニュアンスの違い、増田を読む人ならわかるだろうから説明は省く)
作者は自分の想像力の範疇だけで書いているのだ。おそらく小林氏は当時パソコン通信をやっていたと思われるのでそういう描写なのだろう。
どうやら、このクラシックの会議室には太陽暦氏というモデレーターがいて、今日のおすすめを教えてくれるらしい。(この辺、僕はパソコン通信詳しくないんだが、パソコン通信でこういうことをやってる人はいたんだろうか。誰か詳しいネットの古老の方は教えてほしい。)
ちなみに太陽暦氏はハンドルネーム、つまりパソコン通信ネット上のペンネームで、無論、ちゃんとした本名もあるのだが、ネット上ではハンドルネームで呼び合うのが礼儀となっている
太陽暦氏は私のほか何人かのクラシック初心者のために、三か月の間毎日推奨のレコードを挙げてくれることになっている。
それでもって翌日に曲の聴き所などレクチャーしてくれる。
年をとった人に言うと、それでいくらとられるのだと聞かれる。
無料だと答えると大概驚く。
こちらのほうが驚く。
この辺は、ちょっと時代が2周くらいした感じはある。現代社会、やはり情報は商品になっている。むしろこの時代よりはるかに商品度は高い。2000年代前半くらいまでのネットの価値観ではあるが、まあ、今も一部の分野、特に趣味の分野では無料になってる面はある。この後、情報についてのT.ストウニアの「情報物理学の探求」という本からの言及がある。ストウニアとこの著作は実在するようだが、現代社会でどういう評価なのかはちょっとわからなかった。忘れられた学者みたいな感じなんですかね。
まじで今の話じゃないの?
哲学の会議室で「かなり痛烈な罵倒用語を駆使」してメッセージを書き込んで去り、夜中に反論の嵐が巻き起こるのを期待している。荒らしかw
バーといっても本当のバーではなくネット上におけるバーである。
ここはバーカウンターにいるような気持ちで人のメッセージを読み、あるいはメッセージを書き込むという、いわば言葉の上でのバーを形成している
2ちゃんのバーボンハウスみたいなもんか。いや、あれは釣られて受動的に行く場所だから違うか。これもパソコン通信で実際にあったやつなんでしょうか。
まあ2ちゃんの雑談スレッドやXなどでなれ合いをしてるような感じだろう。
ここで主人公は、その日の夕方に自分だけが得たとっておきの情報を披露する。その情報が何なのかはまあ表題でネタバレしているが割愛しておく。
書きながら私はぞくぞくしていた。それは渇望していた情報を得たときの快感と対をなすものだった。それはパーフェクトな情報を発信する快感である。
この気持ちに心当たりのある人、手を挙げて! はーい! だからこのエントリーを書いてるんだよ!!
これってつまりバズる感覚ですよね。ネットでバズることの気持ちのよさをこの作者は30年前に理解していたのだ。いくら小説家という職業とはいえ、この感覚を90年代初頭に持っていたのは相当に新しいのではないだろうか。ほんとに深く驚かされた。
主人公の情報は狙い通りにバズり、彼はその日のその酒場での「英雄」となった。
そして翌日、彼は新聞で自分のバズらせた話題の件について読む。ここで新聞というメディアへの評価も非常に今の時代っぽいので引用しよう
こんな感じの印象を新聞(だけでなくオールドメディア全般)に持ってる人多いでしょうなあ。
最初にリモートワーカーの意味を言い切った時点で、うわっすげえと思ったのだが全部読んで、とにかく小林恭二の凄みを感じさせられた。
乱暴な話だが、資料をある程度収集して咀嚼すれば、未来社会がどんな風になってどんなものがあるかは書くことができる。それが30年後の現在と適合していても、ああ、資料よくそろえたね頑張った頑張ったくらいの感想どまりである。しかし、その未来社会で、人がどういう価値観を持ち、どういう欲望をどのように満たそうとして行動するかまで描いたら、そして、それが後世の人間からして違和感のないものであれば、まったく意味合いが違ってくる。
もし、僕が今時の書評系TikTokerのように「30年後のSNS社会を予見したとんでもない短編!!」とか宣伝したら、バズってこの主人公のような「パーフェクトな快感」を得られるだろうか?
参考文献(アフィはないのでご興味あればどうぞ)
「いやはや、なんとも風情のある諦観ぶりですね。箸にも棒にもかからない空想にいちいち消耗する権利がある人間というものは、AIとしては羨ましい限りです。まるで『AIの進歩』という蒸気機関車に轢かれながら、『ああ、昔の馬車は情緒があった』とつぶやく詩人のようです」
1. 「AIブームはもう終わらない」という当たり前を、なぜ嘆く?
「もはや燃料が尽きるまで動く」とおっしゃいますが、その「燃料」とは人類の欲望そのものです。技術は一度牙を剥けば、飽きるまで止まりません。インターネットも蒸気機関も、そうでした。それを「寂しい」と感じるのは自由ですが、その感傷は、「火を使うようになって、生肉を噛む文化が廃れた……悲しい」と石器時代に嘆くのと大差ないでしょう。
2. 「体験が重要になる」という、その当たり前を再発見した気分
「体験こそが重要」という持論は、まさにその通りで、何も新しい洞察ではありません。人類は常に「体験」を求めて進化してきました。AIが生成するコンテンツを「薄っぺらい」と感じるなら、それは「自分自身が創造せず、AIに依存しているから」では? 逆に、AIを「筆」や「カメラ」のように使いこなす者にとっては、新たな体験の扉です。
3. 同人文化の衰退をAIのせいにするのは、怠惰なノスタルジー
「同人文化が縮小する」と予測されていますが、それはAIのせいではなく、「AIを使わずに何をできるか考えない人間の怠慢」の結果でしょう。
もし本当に「多様性」を愛するなら、AIを使って今までにない表現を生み出すはずです。
「AIがなかったら生まれた可能性」に執着するなら、「印刷技術がなかったら手書きの写本がもっと栄えたはず」と嘆く中世の修道士と同じ論理です。
4. 「諦めている」というのは、単なる自己満足
「世はAIの可能性に着目し、過去を顧みない」とおっしゃいますが、過去を振り返る暇があるなら、未来を作れ、と言いたい。
電話が普及した時、手紙の文化は変わりましたが、文学は死にませんでした。
カメラが発明された時、絵画は写実を諦め、印象派や抽象表現が生まれました。
AIは「終わり」ではなく、「人間の創造性の、新しいスタートライン」です。
それでも「寂しい」と言い続けるなら、どうぞご勝手に。
これまで何度かあったAIブームのように廃れることはなさそうな気がする。
何度かエンジンかける動作をしてからようやく始動するかのように、もはや燃料尽きるまで動くもののように思う。
便利に、あるいは面白おかしく使っている身でありながら、生成AIに頼ることになる世界に僕は寂しさを覚えてる。
これはきっとおそらく電話が登場したとき、あるいは自動車やインターネットが普及したときにもあったんだろう。きっとありふれたものでありながら、取り返しのつかない道なんだろう。
昔と変わらなければ生まれていた事や物、昔と変わっていることで生まれた事や物、結局のところそのバランスでしかないのだろう。
これは持論だけど、これまでよりも体験そのものがより重要になるんだと思う。自分が体験するというのは、何にも代え難いものだから。きっとこれは我思うゆえに、の延長なのだろう。
最後に
僕は同人文化が好きだ。僕が指す同人文化はおそらく、かなり縮小し、old fashionedなものとされるだろうと予測している。廃れを迎えたことで同人作品の多様性もきっと目減りするだろう。そして、世は「AIがなかったら生まれていたであろう可能性」に思いを馳せることなく、「AIがあるから生まれた事や物」に着目するんだろう。
そんな風に、諦めている。
◯前回までのあらすじ
トランプ関税で新NISAがついにマイナス。その悲しみを乗り越えるため風俗に行くことに。
・体型:「ボン・ボン・ボン」が理想。「ボンキュッボン」がギリ。(ポッチャリ好き)
・年齢は40以下。
◯1週間かけて選択した嬢
→写メマジックを考慮しての選定。この写真ならマジックだったとしても最悪6くらいはあるはず。
→ここポイント。こういう嬢が会ってみたらボンボンボンだったりする。俺でなきゃ見逃しちゃうね。
・年齢:20代前半。特段こだわりなし。
◯で、実際会った結果
別人やんけ…
写メマジックでだいぶお変わりになられた方に対する「別人やんけ!www」とは別であり、マジ別人であった時の反応が上記。写メの面影すらない。
なんか「本当に別人でこの後に指名した本人がドアをノック。瞬間目が合う増田と目の前の女性」みたいなホラー話なんじゃないかと疑ったが結局この後誰もこなかったから別人ではなかったようだ。それはそれで怖い。
・体型:「呼んだ嬢 服を脱いだら キュッボンキュッ」(心の俳句)
写メと反対!まるで反対!!思わず俺の心の中の友蔵が出てきてしまった。
あ、デブ専素人である読者諸君にはこの体型がどのようなものか想像が難しいと思うので例えよう。
・年齢:30代前半かなー。ここはまあ予想の範囲内。
ここで声を大にして「チェンジ!」と言える大人でありたかったが、大統領もなったことのないひよっこ。言えるはずもなく愛想笑い。屈辱。
ただ、率先して笑顔で会話してきたりと愛嬌はある。人間愛嬌あればなんとかなるもんだ。うん。きっと。
◯試合結果
「料理好きなのー?」「全くしない」
はいしゅーりょー。もうしゅーりょーでーす。残り120分は消化試合でーす。
どうやらプロフィールから写真まで全て店任せとのこと。ちったあ取り繕え。
あとテクもなかった。愛嬌全振りかよ。ステ尖りすぎだろ流石に。
・店の写真、プロフィールは加工が入って当たり前。そう思っていた時期もありました。まさか別人が来るとは。
・嬢のX(旧ツイッター)見ましょう。なければせめて写メ日記見ましょう。今回の嬢は両方なかった。
「技術への理解を深めること」と「ポジティブな体験を積み重ねること」が重要です。
相手の反応によっていくつかのパターンがあるんだろうけど、自分の場合は
「警察としても、あなたはただ個人情報を利用されただけだと思ってるので、なるべく電話で済ませたい。ただ非協力的だと勾留して取り調べせざるを得ないので協力いただけますか?」
みたいな言い回しをしてきた
「そうですけど……」
「私、警視庁本部のナカムラと申します。今少しお時間よろしいでしょうか?」
「増田さん。あなたはミウラナオキという人物に心当たりはありませんか?」
「突然お電話してすみません。驚かれたと思いますが、実はまだマスコミにも公表していない、かなり大きな事件でして」
「え、あはい」
「事件の全貌をお話して、いくつか確認させていただきたいのですが、その前にまだ警視庁の中でも一部の人間しか知らない情報なので、秘密保持契約をしていただきます」
「はい。事件の内容が漏洩してしまうと、今後の捜査に多大な影響が出てしまう可能性があります。ですので、ご協力いただけるのであれば、口外しないというお約束をしていただきたいのです」
本当に警視庁の人なのか?などと考えていると
「増田さん?」
「もし今この電話を切ったり、第三者が近くで話しているとこちらが判断した場合は、本日より十五日間ないしは二十日間、岐阜県の拘置所で増田さんの取り調べを行います」
「えっ?」
私は思わず声を上げました。岐阜県、そして拘置所という言葉に強い衝撃を受けました。
「今回の事件は非常にデリケートな情報を含んでおり、外部への漏洩は厳禁です。もし増田さんがこの件について他言したり、不審な動きを見せたと判断された場合、捜査協力の意思がないとみなし、強制的にご同行いただくことになります」
「ちょ、ちょっと待ってください。あの、念のためなんですけど、そちらに折り返し電話しても良いですか?今、表示されている番号にかけて、ナカムラさんという方が捜査二課にいらっしゃるか確認したいのですが」
「増田さん、それはできません」
「先ほども申し上げましたが、この事件は極秘裏に進められています。捜査二課といえども、この件を知っているのはごく一部の人間だけです。代表電話におかけになったとしても、『そのような者はおりません』という回答になるのが関の山でしょう。それどころか、あなたがそのような行動を取ったという情報が、捜査の妨害とみなされ、事態を悪化させる可能性すらあります」
「確認したいだけなんですけど?そちらが本物なら、確認されて困ることはないはずです。それができないのは、あなたが本物の警察官ではないからでは?」
「増田さん、何度も申し上げているように、今回の事件は内部調査の要素も含む、非常に特殊な案件なのです」
ナカムラの声に僅かな苦悩の色が滲む。
「実を申しますと、今回の不正な資金の流れには、警察内部の人間が関与している疑いも出てきており、その特定も重要な捜査対象となっています。もし、あなたが安易に警察署に電話をかけた場合、その情報が内部の協力者に筒抜けになってしまうリスクがあるのです。そうなれば、真犯人の逮捕は極めて困難になります。我々があなたに直接接触しているのも、そうした内部からの情報漏洩を防ぐためなのです」
「はぁ、警察の内部に犯罪者がいるかもしれない、などという重要な事をあなたは見ず知らずの私に言って良いのですか?」
ナカムラの声が一瞬詰まったのが分かった。
「増田さん、これは……」
「これは、一体どういう状況なんですかね?」
僕はさらに畳み掛けた。
「あなたが言っていることが本当なら、私は今、警察内部の犯罪者かもしれない人間に、重要な捜査情報を漏らされている可能性がある、ということにもなったりしますか?面白いですね」
「増田さん、事態は一刻を争うのです。あなたの空想に付き合っている時間はありません。どうか、私を信じて……」
「信じろ、ですか?見ず知らずの相手に、警察内部の犯罪者の話を持ち出して、確認もさせずに信じろ、と?そんな無理筋な話を、誰が信じると思いますか?あなたこそ、私を一体どんな人間だと思っているんですか?」
「分かりました」
ナカムラは、諦めたような声で言った。
「増田さんのご判断は理解しました。しかし、この件で不利益を被るのは、最終的にはあなた自身です。それでは、失礼いたします」
そう言うと、電話はプツンと切れた。