はてなキーワード: 悪夢とは
小5〜中1にかけていじめを受けていた影響か、10年経った今でもその頃の悪夢を見る
ホラー的な夢もあるが、たいていは他人の悪意ある発言か、家庭内不和による精神的ストレスがピークに達して起きることの方が多い
最近は全く関わりのない生徒会長なる者に「早く死ねよ」と言われたところで背筋が凍って飛び起きた
実際に死ねと言われたのは小6に1回だけで、それ以外はすれ違いがまに「キショ」と言われるか、椅子を蹴られる、足をかけられる、触れるのを拒否される、程度だった
中学の運動会の練習でどうしても手を繋ぐことになり、それを拒否され練習がままならないことを相談したら、おおごとにするなと言ったのに生徒総会にまで発展してしまい、それ以降明確な拒否はなくなった
なんなんだと思った、他人に言われた程度で改められる認識なのかよ、気持ち悪いなら最後まで拒否するか原因を指摘して改善させろよ、こっちも悪いことあるだろ多少は、と普通に腹が立った
同年、別件で精神科に行った時は鬱と解離性障害だと言われたが、付き添いの母親の病歴が同じで医療なしで寛解した経験があったのと、単純に母親が陰謀論者なのと、金がかかるという理由で診断書を拒否され、いまもギリ健として生きている
高校大学は友人にも恵まれ、ネットでの関係も増え、症状もある程度収まりずいぶん楽しく過ごしているのだが、いまだに悪夢を見るのだけはやめてほしいと思う
悪夢だけでなく、覗き込まれるようなことをされると足が震えるし、すれ違いざまに何か言われると冷や汗が止まらないので、何年経っても、どれだけ今が楽しくても、全部を忘れていても、深層心理にあるトラウマは消えないんだなと思っている
上記のいじめに心当たりがあれば、自分は弾劾したいわけではなく、謝罪が欲しいわけではなく、これから会う人には悪意や敵意をなるべく表に出さず、同じような思いをさせないようにしてほしいと思う 中学の時にも言ったけれども
さよなら昨日の私
@SaYoNaRaKiNo
14時間
立憲の設立者で現最高顧問の枝野幸男さんが12日の埼玉での会合で登壇。夏の参院選での集票のために消費税減税などの勉強会を開いて減税アピールしてる党内の一部議員に対し「諦めるか別の党へ」「早く辞めて下さい、という感じ」と離党を勧告し、場内から賛同の拍手を浴びた。
https://x.com/SaYoNaRaKiNo/status/1911046356288098603
正確性に注意したものの、聞き取りなので誤りはある可能性がある。
録音は途中に略がある
一番逆進性を弱めるそういう給付金税額控除という、堂々と党として決めて、去年の代表選挙でも、それを高く掲げた2人が決選投票行ってるんだから、党として決着がついてる!(拍手)それを(不明)選挙でバタバタするな!(拍手)
いいですか、野田さんが代表なんですよ。本当はスウェーデンみたいな国がいいって25%とか口走っちゃった人が幹事長なんですよ。(笑)二度と減税は言わないって言った人が最高顧問なんですよ。ここが減税を言ったって国民信用しませんから。
うちだけ野党の中で減税言わなくたってね、国民民主党がバブル人気でこんなに(支持率が)高くったって、うちの支持率それに準じてちゃんとキープしてるでしょう。(拍手、中略)だから減税ポピュリズムに走りたいなら、別の党を作ってください。私はそう思う。私の作った党はポピュリズムに走らない。まっとうな有権者のまっとうな声を受ける
その政党が2017年に必要だと思ったから立憲民主党を作った。今の野田代表は大丈夫だと思っているので、立憲民主党はブレずに 変わったってダメでしょ こんな人たちが党の幹部だ重鎮だねとおしてやっている政党が減税言ったって。だからダメなんだってアレは。別の党を作らないと減税言ったって説得力ないから。減税言っている人はどっちかですよね。あきらめてもらうか、立憲に居る以上は。別の党をつくるかどっちかですよ。早く辞めてくださいという感じです。
減税は一切やる気がない。
立憲民主党の結党の理由が受け皿でしかなかったのに理由が変わっている。
結局野田佳彦の党で、自爆解散をやった一切反省がない。悪夢の民主党と全く同じ体質を維持している。この言ったから絶対減税しないというのは野田佳彦と重なる。つまり政権を取れば悪夢の民主党の再来にしかならない。
まっとうの基準がない以上、有権者の声を聞かない、無視する、支持しないやつはバカと思う、こう書いたら誹謗中傷で訴えて黙らせればいい、記事を消せばいい、と考えている。ここが消えたら立憲の支持者でしょうね。
包摂、誰一人取り残さない、という政策と行動が一致していない。
以上から全体主義、権威主義であり、急進的リベラルというか毛沢東とかとあまり変わらない。
民進党の枝野幸男代表代行は2日、東京都内のホテルで記者会見し、新党「立憲民主党」を結成し、自身が代表に就くと表明した。希望の党の小池百合子代表が民進党からの合流に「排除」の方針で臨み、公認を得られない立候補予定者の受け皿となる。民進リベラル系が参加し、安倍政権に反対する市民と連携し、共産党などとの野党共闘路線の再構築を目指す。
枝野氏は記者会見で、前原誠司代表が合流を図った希望の党について、「前原氏が(民進党の)理念・政策を新しい器の中で実現していくとしたが、方向が違うと判断せざるを得ない」と表明。安全保障法制の容認などで「踏み絵」を迫る小池氏と歩調を合わせられないことを強調した。
そのうえで、「安倍政権の暴走に歯止めをかける大きな役割を果たす」と主張。憲法9条に自衛隊を明記する改憲案は「安保法の違憲部分の追認になる」、2019年10月の消費税10%の増税は「現下の経済情勢では国民の理解を得られない」と反対する考えを示した。また、「一日も早く原発ゼロを実現していく」とも訴えた。
会見に先立ち、枝野氏は2日、連合の神津里季生(こうづりきお)会長と会談し、支援を依頼。「理解、賛同を頂けたと思っている」と語った。枝野氏は安倍政権に反対する市民と幅広く連携する考えも強調。共産や社民党は枝野新党の結党を歓迎し、衆院選での共闘を模索する方向だ。
https://www.asahi.com/articles/ASKB24W4GKB2UTFK00Q.html
与えられた文書は、トランプ支持者に関するナラティブ(物語)に対する「はてなブックマーク」ユーザーの反応をまとめたものです。コメントは多岐にわたり、ナラティブの真偽や感情と事実の対立、政治的動員の方法、日本の政治との類似性などについて議論されています。以下に、これらのコメントから役に立つ知見を抽出し、整理してまとめます。
感情的な共感の強さ: 多くのユーザーが、事実や統計よりも感情に訴えるナラティブが人々の支持を集めることを指摘しています(例: 「理屈で説明しても納得できる教育水準を維持してこなかった果て」「人間にとって大事なのは事実よりもナラティブ」)。
共感から行動へ: ナラティブが「被害者意識」や「報復の正当化」を強調することで、共感を引き出し、行動を促す仕組みが強調されています(例: 「共感を呼び覚まされ」「被害者=正義」)。
知見:
政治的な支持は、事実よりも感情を揺さぶるストーリーに強く影響される。ナラティブは共感や怒りを引き起こし、支持者を動員する力を持つ。
反論の効果の低さ: 事実や統計でナラティブを否定しても、支持者の信念や感情を変えるのは難しいとの意見が多数あります(例: 「統計で氷河期世代が不遇でもないと言われても納得しない」「指摘しても不満や怒りが解消されるわけじゃない」)。
逆効果のリスク: 事実を押し付ける態度が支持者の反発を招き、団結を強める可能性が指摘されています(例: 「そういう態度がトランプ政権を結果的に生み出した」「100人中100人ブチ切れる話で逆効果」)。
知見:
事実に基づく反論は、感情的なナラティブに共感する人々を説得する力に欠ける。むしろ、支持者の結束を強め、分断を深めるリスクがある。
経済的疎外感: グローバル化や製造業の衰退がトランプ支持の背景にあるとの分析がみられます(例: 「グローバル化はアメリカの田舎につらかった」「製造業の空洞化」)。
アイデンティティの危機: 経済的問題に加え、文化的・社会的な誇りやアイデンティティの喪失感が支持を後押ししているとの指摘があります(例: 「飯と誇り両方奪われたら耐えられない」「中間層の涵養による社会の安定」)。
個人の経験と全体の乖離: 個々の苦しみが統計データと一致しない場合でも、感情的な不満が支持を形成するとされています(例: 「個の苦しさと全体の統計は別」「統計からの分析で不幸ではないと言われても納得しない」)。
知見:
トランプ支持は経済的な不満だけでなく、文化的・社会的な疎外感やアイデンティティの危機に根ざしている。個人の経験と統計のギャップが、ナラティブの力をさらに強めている。
インフルエンサーの役割: インフルエンサーが感情的なナラティブを拡散し、政治的動員に利用しているとの懸念が多数あります(例: 「インフルエンサーは洋の東西を問わずクソ」「インプレッションと投げ銭で稼いでそう」)。
メディアリテラシーの必要性: ナラティブに流されず、事実を判断する重要性が強調されています(例: 「メディアリテラシーが必要」「人文知やファクトチェックの重要性」)。
既存メディアとの比較: ナラティブの拡散は従来のメディアの手法と似ているとの指摘もあります(例: 「従来のメディアがやってきた事と一緒」)。
知見:
政治的なナラティブは、インフルエンサーやSNSを通じて拡散され、支持者の動員に大きな影響を与える。メディアリテラシーや批判的思考が、これに対抗する鍵となる。
日本のナラティブの例: 日本でも「悪夢の民主党政権」や「外国人移民に土地や雇用を奪われている」といったナラティブが政治的に利用されていると指摘されています(例: 「みんなコロコロ騙されていた」「日本にも言えること」)。
社会分断の懸念: ナラティブによる分断が日本でも進行するリスクが示唆されています(例: 「兵庫県知事選もそう」「日本も対岸の火事とは言えない」)。
歴史的類似性: 過去の扇動やポピュリズムが日本でも見られたとの比較があります(例: 「ナチスは民主的に選ばれた」「小泉現象やアベノミクスでもやってた」)。
知見:
ナラティブを利用した政治的動員は日本でも発生しており、社会分断やポピュリズムの台頭を引き起こす可能性がある。アメリカの事例は、日本にとって警告となる。
政治では、事実よりも感情に訴えるストーリーが支持を集める。共感や怒りを引き出すナラティブは、強力な動員力を発揮する。
事実や統計による反論は、感情的なナラティブに共感する人々を説得しにくい。むしろ反発を招き、支持を強める場合がある。
複雑な背景の理解:
トランプ支持は経済的要因だけでなく、文化的・社会的な疎外感やアイデンティティの危機に支えられている。個人の経験が全体のデータと一致しない場合でも、感情が支持を形成する。
ナラティブはインフルエンサーやSNSを通じて拡散され、政治的動員に利用される。メディアリテラシーが対抗策として不可欠である。
日本でも同様のナラティブが政治に影響を与えており、分断やポピュリズムのリスクが存在する。アメリカの事例から学び、対策を考える必要がある。
これらの知見は、政治的なナラティブの影響力とその対処法について深く考える材料を提供します。感情と事実のバランス、メディアの役割、社会的背景の理解が、政治的な議論において重要であることが、ユーザーの反応から明らかになっています。
元夫は優しい人だった
夕食を食べながらいつもさりげなく「美味しい、ありがとう」と言ってくれた
休日の買い物はいつも付き合ってくれて荷物も当然のように持ってくれた
料理までは出来なかったけど直ぐに料理が出来る様に準備していてくれた
皿洗いも時々してくれた。ゴミ出し当番もやってくれた
結婚記念日や誕生日には他愛の無いものとは言え必ず何かを買って帰って来てくれた
お金も全部私に任せてくれたし、ちょっと使いすぎても何も言わなかった
今思えば夫は年齢の割にはそれなりに稼いでて(30歳で800万ちょっと)
でもお小遣い2万円で全部やり繰りしていた
それらの事に、私は当然の事だと何の感情も抱かなかった
夫とは、男とは結婚すれば皆「これぐらい」はしてくれるものだと思っていたし
テレビで見る様な愚痴は、レベルの低い女だけがされている仕打ちだと思っていた
私は夫に大事にされるぐらいには、ちゃんとやっている妻だと思っていた
ある時から、パート先の男らしく頼りがいのある独身の社員と意気投合して恋をした
運命の人に出会ったと思ったし、元夫との結婚は誤りだったと信じて疑わなかった
私は元夫のことを良く思っていなかった亭主関白な父親の言葉を利用して
元夫に冷たく当たり、更にはDVされたとも言ったりするなどして悪口を言いふらし、周りを完全に味方につけた
その時、ただただ私の幸せな将来を邪魔する存在にしか見えなかった
私はそこでも暴言を吐き、元夫は観念して震える手でサインしていた
元夫からは中古の安いマンションなら買えるぐらい慰謝料も貰えた
私は全てを捨てて自由の身になり彼の元へ走った
でも幸せだと思ったのは付き合っている時だけだった
いざ同棲して見ると家のことは何もしない、何の気遣いもしない、
自分の遊びを優先する、文句を言うと怒鳴る、横柄で、ぐうたらで、金遣いの荒い人間だった
元夫から貰った慰謝料の殆どを使い込まれた所でさすがに目が覚めて、同棲を解消し実家に逃げ帰った
それから何人か男と付き合ったけど長続きしなかった
元夫との何気ないと思っていた生活が、どんなに幸せだったかを思い知らされる
元夫の話題が出て悪く言われる度に心が痛んだ
100%無理だと分かっていても慎ましく生きていればいつか
元夫と寄りを戻せると思いながら数年が過ぎた
紛れもない前夫の車が止まっていることに気付いた
気が付くと私は車に戻って泣いていた
傷を舐め合って生きている様な書き込みをよく見かける
同じ傷を持つ人たちとの慰め合い
それが唯一の救いかもしれない
古城の一室。空気は濃密で、まるで呼吸するのを躊躇うかのように重く、深紅のベルベットは光を貪欲に吸い込み、室内を不道徳なまでの薄闇に閉ざしていた。トリニティは、黒曜石が汗をかいたかのように鈍く光るテーブルの前に、逃れられない運命のように座らされていた。皿の上には、完璧すぎて悪夢的なチョコレートケーキ。漆黒のグラサージュは粘性を帯びた光を放ち、添えられた深紅のベリーは熟れすぎた傷口のようだ。それは呪われた聖遺物のように蠱惑的で、視線だけで精神の鎧を剥ぎ取り、剥き出しの本能を直接焼くような、危険極まりない引力を放っていた。
対面の男、メロビンジアンは、猫のようにしなやかな動作で脚を組み替え、トリニティの魂の奥底まで見透かすような、冷たく愉悦に歪んだ視線を送っていた。指先がワイングラスの曲線的なふくらみを、まるで生きているもののように撫でている。「どうした、マドモアゼル。ただの0と1の虚構だ。だが君の肉体の奥底、最も渇いている場所が、これを求めて叫んでいるのが聞こえんかね?」
彼の声は、低く、湿り気を帯びた響き。それは鼓膜を震わせるだけでは終わらない。皮膚の下を這い、神経線維に直接触れ、脊髄をぞくりとさせるような、侵食的な親密さがあった。トリニティは革のコートの下で、内臓が冷たく収縮する感覚に耐えながら、かろうじて背筋を保っていた。ネオとモーフィアスは、この迷宮のような城で、別の形の拷問を受けているのかもしれない。分断され、試されている。この男は「原因と結果」の鎖を操り、生物としての最も原始的な衝動――生存本能、支配欲、そして理性を焼き切るほどの快楽への渇望――を弄び、その破綻を観察することに神にも似た悦びを見出すプログラムなのだから。
「あなたの歪んだ好奇心を満たすために、私はここにいるわけじゃない」トリニティの声は、鋼のように硬く響かせようとしたが、語尾が微かに掠れた。
「歪んでいる、かね? 私からすれば、快楽を拒絶する君たちの方がよほど歪んでいるように見えるが」メロビンジアンは喉の奥で、粘つくような笑い声を立てた。「これは好奇心ではない。実証だ。君という、あの『救世主』をも堕としかねない女が、このコード化された『原罪』の味にどう反応するか。このケーキはね、かつてマトリックスの深淵で狂気に触れたプログラムが、存在そのものを溶解させるほどの『絶対的な受容』を強制的に与えるために創り出したものだ。口にした者は、自我という檻から解き放たれ、快楽の奔流の中で形を失う」
彼は、毒蛇が獲物を狙うように、ゆっくりと銀のフォークを差し出した。その先端が、微かな光を反射して鋭く光る。「さあ、味わうがいい。君の信じる『意志』とやらが、この甘美な暴力の前で、どれほど無力か」
トリニティはフォークを睨みつけた。ザイオンの灰色の現実が、このケーキの放つ圧倒的な色彩と官能の前で、急速にリアリティを失っていく。これは単なる誘惑ではない。それは魂への侵犯であり、存在の根幹を揺さぶる冒涜であり、抗いがたいほどに甘美な汚染だった。
「……やめて」声にならない囁きが漏れた。
「やめろ、と本気で言っているのかね?」メロビンジアンは、トリニティの瞳の奥に宿る、恐怖と好奇心の危うい共存を見抜いていた。「君がネオと交わす熱、肌と肌が触れ合う瞬間の電流、互いの存在が溶け合うかのような錯覚…それらと、このケーキがもたらす、理性の枷を打ち砕き、存在の深淵にまで届く絶対的な感覚の津波と、一体何が違う? どちらがより深く、君という存在を根こそぎ満たすと思うかね?」
彼の言葉は、鋭利な楔のようにトリニティの自己認識を打ち砕こうとする。ネオへの愛、それは彼女の全てのはずだ。だが、その愛を構成する身体的な渇望、触れられたい、一つになりたいという根源的な欲求は、このケーキが約束する、境界線なき快楽の暗い魅力と地続きなのではないか?
息詰まるような沈黙。トリニティの心臓が、肋骨の内側で激しく打ちつけている。メロビンジアンは、獲物の最後の抵抗が潰えるのを待つ捕食者のように、静かに彼女を見つめていた。
「一口でいい。舌の上で溶かすだけでいい」彼の声は、もはや囁きではなく、脳髄に直接響く命令のようだ。「君自身の身体が、魂が、この快楽の前にどのように崩れ落ちるのか、共に観察しようではないか」
抗えない衝動。それはもはや好奇心ではない。自己破壊への、暗い引力。あるいは、この男の言う通り、自分自身の最も深い場所にも、この禁断の味に呼応する闇が存在するのかもしれないという、絶望的な確信。
彼女は、まるで操り人形のように、震える指でフォークを握りしめた。指先は燃えるように熱いのに、背筋には冷たい汗が流れていた。ケーキにフォークを差し込む。それは熟れきった果肉のように柔らかく、濃厚でむせ返るような香りが、トリニティの理性を麻痺させた。
息を殺し、ほとんど無意識のうちに、フォークを唇へと運んだ。メロビンジアンの目が、爬虫類のように細められた。
舌に触れた瞬間、トリニティの意識は爆散した。それは味でも感覚でもない。存在の根幹を揺さぶる、甘美な暴力。脳髄を直接鷲掴みにされ、強制的に快楽の回路を開かれるような衝撃。全身の筋肉が弛緩し、腰が砕け、内側から込み上げるような熱い波が下腹部から全身へと広がっていく。呼吸は喘ぎとなり、視界は赤と黒の閃光で明滅した。思考は完全に停止し、自己の輪郭が溶け出し、ただただ押し寄せる快楽の奔流に身を委ねるしかない、絶対的な受動性。それは恐怖と恍惚が混じり合った、底なしの奈落へ落ちていくような感覚だった。ネオの顔も、ザイオンも、自由への戦いも、全てがこの圧倒的な「今」の前では意味をなさなかった。制御できない痙攣にも似た震えが、彼女の身体を支配していた。
「…………感じるかね? コードが君の存在を……書き換えていくのを」メロビンジアンの声が、快楽の霧の中から、悪魔の囁きのように響いた。
トリニティは、どれくらいの時間が経ったのか分からなかった。喘ぎながら、かろうじて目を開けると、世界が歪んで見えた。快楽の余燼が、まだ身体の深部で燻り、疼き、微かな痙攣を引き起こしている。だが、その焼け野原のような意識の片隅で、消し炭のような意志が、弱々しくも瞬いていた。
(違う……これは……私を壊すものだ)
この快楽は絶対的だ。抗う術はない。だが、それは外部から与えられた、魂のない侵食だ。ネオと分かち合う、痛みさえも愛おしいと思えるあの繋がり、互いの欠落を埋め合うような一体感とは、本質的に異次元のものだ。あれは築き上げるもの、これは破壊するもの。
彼女は、全身の力を振り絞り、震える手でフォークをテーブルに落とした。カラン、という乾いた音が、異常なほど大きく響いた。口の中に残る、濃厚で背徳的な甘さは、もはや快楽の残滓ではなく、魂に刻まれた汚点の味だった。
「……あなたの……勝ちかもしれないわね」声は掠れ、ほとんど息のようだった。だが、瞳には、地獄の淵から生還した者の、狂気にも似た光が宿っていた。「でも、私は……これを選ばない」
彼女はメロビンジアンを睨み据えた。その視線は、折れてはいない。「あなたがどれほど深く私を侵食しようと……私の選択までは奪えない」
メロビンジアンの表情から、全ての感情が消え、能面のような無表情が浮かんだ。彼はトリニティの言葉の意味を咀嚼するように数秒間黙考し、やがて微かに唇の端を上げた。それは嘲笑とも感嘆ともつかない、奇妙な表情だった。「……興味深い。実に興味深い反応だ。快楽という絶対的な力の前に、なお『選択』を主張するか。その非合理性、その矛盾こそが、人間という存在の…あるいは君という女の…核心なのかもしれんな」
トリニティは、壁に手をつきながら、ゆっくりと立ち上がった。足元がおぼつかない。食べかけのケーキは、まるで彼女の魂の一部を抉り取ったかのように、テーブルの上で静かに、しかし不吉な存在感を放っていた。
「……これで、終わりにして」懇願するような響きが、彼女の声に混じった。
メロビンジアンは、ワイングラスに残った液体をゆっくりと飲み干した。「ああ、今日のショーは、な」彼は立ち上がり、トリニティのすぐそばまで歩み寄ると、彼女の耳元で囁いた。その声は冷たく、蛇のようだった。「だが、勘違いするなよ、マドモアゼル。この味は、もう君の一部だ。君の細胞が、君の神経が、君の魂の最も深い場所が、これを記憶した。それは消えない刻印だ。これから君がネオを抱く時、あるいは一人で闇の中にいる時、不意にこの感覚が蘇るだろう…そして君は、自分が本当に何を求めているのか、自問することになる」
トリニティは何も言えず、ただ彼を睨みつけることしかできなかった。そして、よろめきながらも背を向け、部屋を出た。城の廊下の冷気が、火照り、そして今は冷え切った肌を刺した。身体の奥底で、まだあの甘美で冒涜的なコードの残響が、疼き、蠢いているのを感じた。それはもはや単なる記憶ではない。彼女の中に植え付けられた、異物であり、毒であり、そして抗いがたい誘惑の種子。
彼女の胸の内には、ネオへの想いと自由への渇望が、以前よりもさらに切実に、しかし同時に、この新しい闇によって汚染されたかのように複雑な色合いを帯びて燃えていた。あのケーキの記憶は、彼女の存在に深く食い込み、おそらく生涯、彼女を内側から苛み続けるだろう。それに抗い続けること、その疼きと共に生き、それでもなお「自分」であり続けること。それが、彼女に課せられた新たな戦いであり、彼女が「リアル」であることの、あまりにも重い代償なのかもしれなかった。彼女が歩き去るその後ろ姿には、以前にはなかった深い影が、まとわりつくように落ちていた。
古城の一室。空気は濃密で、まるで呼吸するのを躊躇うかのように重く、深紅のベルベットは光を貪欲に吸い込み、室内を不道徳なまでの薄闇に閉ざしていた。トリニティは、黒曜石が汗をかいたかのように鈍く光るテーブルの前に、逃れられない運命のように座らされていた。皿の上には、完璧すぎて悪夢的なチョコレートケーキ。漆黒のグラサージュは粘性を帯びた光を放ち、添えられた深紅のベリーは熟れすぎた傷口のようだ。それは呪われた聖遺物のように蠱惑的で、視線だけで精神の鎧を剥ぎ取り、剥き出しの本能を直接焼くような、危険極まりない引力を放っていた。
対面の男、メロビンジアンは、猫のようにしなやかな動作で脚を組み替え、トリニティの魂の奥底まで見透かすような、冷たく愉悦に歪んだ視線を送っていた。指先がワイングラスの曲線的なふくらみを、まるで生きているもののように撫でている。「どうした、マドモアゼル。ただの0と1の虚構だ。だが君の肉体の奥底、最も渇いている場所が、これを求めて叫んでいるのが聞こえんかね?」
彼の声は、低く、湿り気を帯びた響き。それは鼓膜を震わせるだけでは終わらない。皮膚の下を這い、神経線維に直接触れ、脊髄をぞくりとさせるような、侵食的な親密さがあった。トリニティは革のコートの下で、内臓が冷たく収縮する感覚に耐えながら、かろうじて背筋を保っていた。ネオとモーフィアスは、この迷宮のような城で、別の形の拷問を受けているのかもしれない。分断され、試されている。この男は「原因と結果」の鎖を操り、生物としての最も原始的な衝動――生存本能、支配欲、そして理性を焼き切るほどの快楽への渇望――を弄び、その破綻を観察することに神にも似た悦びを見出すプログラムなのだから。
「あなたの歪んだ好奇心を満たすために、私はここにいるわけじゃない」トリニティの声は、鋼のように硬く響かせようとしたが、語尾が微かに掠れた。
「歪んでいる、かね? 私からすれば、快楽を拒絶する君たちの方がよほど歪んでいるように見えるが」メロビンジアンは喉の奥で、粘つくような笑い声を立てた。「これは好奇心ではない。実証だ。君という、あの『救世主』をも堕としかねない女が、このコード化された『原罪』の味にどう反応するか。このケーキはね、かつてマトリックスの深淵で狂気に触れたプログラムが、存在そのものを溶解させるほどの『絶対的な受容』を強制的に与えるために創り出したものだ。口にした者は、自我という檻から解き放たれ、快楽の奔流の中で形を失う」
彼は、毒蛇が獲物を狙うように、ゆっくりと銀のフォークを差し出した。その先端が、微かな光を反射して鋭く光る。「さあ、味わうがいい。君の信じる『意志』とやらが、この甘美な暴力の前で、どれほど無力か」
トリニティはフォークを睨みつけた。ザイオンの灰色の現実が、このケーキの放つ圧倒的な色彩と官能の前で、急速にリアリティを失っていく。これは単なる誘惑ではない。それは魂への侵犯であり、存在の根幹を揺さぶる冒涜であり、抗いがたいほどに甘美な汚染だった。
「……やめて」声にならない囁きが漏れた。
「やめろ、と本気で言っているのかね?」メロビンジアンは、トリニティの瞳の奥に宿る、恐怖と好奇心の危うい共存を見抜いていた。「君がネオと交わす熱、肌と肌が触れ合う瞬間の電流、互いの存在が溶け合うかのような錯覚…それらと、このケーキがもたらす、理性の枷を打ち砕き、存在の深淵にまで届く絶対的な感覚の津波と、一体何が違う? どちらがより深く、君という存在を根こそぎ満たすと思うかね?」
彼の言葉は、鋭利な楔のようにトリニティの自己認識を打ち砕こうとする。ネオへの愛、それは彼女の全てのはずだ。だが、その愛を構成する身体的な渇望、触れられたい、一つになりたいという根源的な欲求は、このケーキが約束する、境界線なき快楽の暗い魅力と地続きなのではないか?
息詰まるような沈黙。トリニティの心臓が、肋骨の内側で激しく打ちつけている。メロビンジアンは、獲物の最後の抵抗が潰えるのを待つ捕食者のように、静かに彼女を見つめていた。
「一口でいい。舌の上で溶かすだけでいい」彼の声は、もはや囁きではなく、脳髄に直接響く命令のようだ。「君自身の身体が、魂が、この快楽の前にどのように崩れ落ちるのか、共に観察しようではないか」
抗えない衝動。それはもはや好奇心ではない。自己破壊への、暗い引力。あるいは、この男の言う通り、自分自身の最も深い場所にも、この禁断の味に呼応する闇が存在するのかもしれないという、絶望的な確信。
彼女は、まるで操り人形のように、震える指でフォークを握りしめた。指先は燃えるように熱いのに、背筋には冷たい汗が流れていた。ケーキにフォークを差し込む。それは熟れきった果肉のように柔らかく、濃厚でむせ返るような香りが、トリニティの理性を麻痺させた。
息を殺し、ほとんど無意識のうちに、フォークを唇へと運んだ。メロビンジアンの目が、爬虫類のように細められた。
舌に触れた瞬間、トリニティの意識は爆散した。それは味でも感覚でもない。存在の根幹を揺さぶる、甘美な暴力。脳髄を直接鷲掴みにされ、強制的に快楽の回路を開かれるような衝撃。全身の筋肉が弛緩し、腰が砕け、内側から込み上げるような熱い波が下腹部から全身へと広がっていく。呼吸は喘ぎとなり、視界は赤と黒の閃光で明滅した。思考は完全に停止し、自己の輪郭が溶け出し、ただただ押し寄せる快楽の奔流に身を委ねるしかない、絶対的な受動性。それは恐怖と恍惚が混じり合った、底なしの奈落へ落ちていくような感覚だった。ネオの顔も、ザイオンも、自由への戦いも、全てがこの圧倒的な「今」の前では意味をなさなかった。制御できない痙攣にも似た震えが、彼女の身体を支配していた。
「…………感じるかね? コードが君の存在を……書き換えていくのを」メロビンジアンの声が、快楽の霧の中から、悪魔の囁きのように響いた。
トリニティは、どれくらいの時間が経ったのか分からなかった。喘ぎながら、かろうじて目を開けると、世界が歪んで見えた。快楽の余燼が、まだ身体の深部で燻り、疼き、微かな痙攣を引き起こしている。だが、その焼け野原のような意識の片隅で、消し炭のような意志が、弱々しくも瞬いていた。
(違う……これは……私を壊すものだ)
この快楽は絶対的だ。抗う術はない。だが、それは外部から与えられた、魂のない侵食だ。ネオと分かち合う、痛みさえも愛おしいと思えるあの繋がり、互いの欠落を埋め合うような一体感とは、本質的に異次元のものだ。あれは築き上げるもの、これは破壊するもの。
彼女は、全身の力を振り絞り、震える手でフォークをテーブルに落とした。カラン、という乾いた音が、異常なほど大きく響いた。口の中に残る、濃厚で背徳的な甘さは、もはや快楽の残滓ではなく、魂に刻まれた汚点の味だった。
「……あなたの……勝ちかもしれないわね」声は掠れ、ほとんど息のようだった。だが、瞳には、地獄の淵から生還した者の、狂気にも似た光が宿っていた。「でも、私は……これを選ばない」
彼女はメロビンジアンを睨み据えた。その視線は、折れてはいない。「あなたがどれほど深く私を侵食しようと……私の選択までは奪えない」
メロビンジアンの表情から、全ての感情が消え、能面のような無表情が浮かんだ。彼はトリニティの言葉の意味を咀嚼するように数秒間黙考し、やがて微かに唇の端を上げた。それは嘲笑とも感嘆ともつかない、奇妙な表情だった。「……興味深い。実に興味深い反応だ。快楽という絶対的な力の前に、なお『選択』を主張するか。その非合理性、その矛盾こそが、人間という存在の…あるいは君という女の…核心なのかもしれんな」
トリニティは、壁に手をつきながら、ゆっくりと立ち上がった。足元がおぼつかない。食べかけのケーキは、まるで彼女の魂の一部を抉り取ったかのように、テーブルの上で静かに、しかし不吉な存在感を放っていた。
「……これで、終わりにして」懇願するような響きが、彼女の声に混じった。
メロビンジアンは、ワイングラスに残った液体をゆっくりと飲み干した。「ああ、今日のショーは、な」彼は立ち上がり、トリニティのすぐそばまで歩み寄ると、彼女の耳元で囁いた。その声は冷たく、蛇のようだった。「だが、勘違いするなよ、マドモアゼル。この味は、もう君の一部だ。君の細胞が、君の神経が、君の魂の最も深い場所が、これを記憶した。それは消えない刻印だ。これから君がネオを抱く時、あるいは一人で闇の中にいる時、不意にこの感覚が蘇るだろう…そして君は、自分が本当に何を求めているのか、自問することになる」
トリニティは何も言えず、ただ彼を睨みつけることしかできなかった。そして、よろめきながらも背を向け、部屋を出た。城の廊下の冷気が、火照り、そして今は冷え切った肌を刺した。身体の奥底で、まだあの甘美で冒涜的なコードの残響が、疼き、蠢いているのを感じた。それはもはや単なる記憶ではない。彼女の中に植え付けられた、異物であり、毒であり、そして抗いがたい誘惑の種子。
彼女の胸の内には、ネオへの想いと自由への渇望が、以前よりもさらに切実に、しかし同時に、この新しい闇によって汚染されたかのように複雑な色合いを帯びて燃えていた。あのケーキの記憶は、彼女の存在に深く食い込み、おそらく生涯、彼女を内側から苛み続けるだろう。それに抗い続けること、その疼きと共に生き、それでもなお「自分」であり続けること。それが、彼女に課せられた新たな戦いであり、彼女が「リアル」であることの、あまりにも重い代償なのかもしれなかった。彼女が歩き去るその後ろ姿には、以前にはなかった深い影が、まとわりつくように落ちていた。
シンプル悪夢。現在午前三時、犯罪者になる夢を立て続けに2つ見て目が覚めた。
1つは、地下鉄に放射性物質を持ち込むテロ犯。姉と母親と実行したんだけど、途中で電車が脱線・衝突する大事故が起きる。急いで瓦礫から抜け出すんだけど、持ち込んだ放射性物質が見当たらなくなってて、姉と一緒に脱線事故の現場から動けなくなってた。
そもそも、危険物を電車に持ち込んだ次点でもう夢とは思えないぐらいの緊張だったんだけど、それが無くなったとなってはもう胃が擦り切れそうになってた。とにかく怖かった。
そうはいっても失くした危険物を瓦礫の下から探さないといけない。で、そうこうしてるうちに警察みたいな人がやってきて、ガイガーカウンター的なやつを取り出して言ったのよ「この周辺は放射性物質に汚染されています!!逃げてください!!」
自分が起こした事の重大さと、放射性物質に汚染されることへの恐怖でパニックになって、近くにいた姉にしがみついて怖いよ、怖いよ、怖いよ……って後はずっと言ってた気がする。今こうして書くとスピード感すごいんだけどね。
その直後に場面が切り換わって、気づいたらめちゃくちゃな大通りを原付で走ってた。普通と違うのは、テレパシーか何かを使って遠隔でデカいバンみたいな車を同時に運転してるってこと。
テレパシーと言っても、原付の斜め後方を走るバンの前方映像とかは見られなくて、原付からチラチラ後ろを振り返って運転しなきゃいけなかった。集中力焼き切れるかと思った。
それで案の定、バンの方が事故ったんだけど、事故る場所が悪かったのか、何故かバンが発火し出したのよ。そこからみるみるうちに(というか導火線のように一方的に)延焼し始めて、あっという間にそこから数十メートルのところにあった工事用のクソデカクレーンに燃え移った。本当にクソデカくて、東京の高層ビルを2つ3つ積み上げてもまだ高いぐらいの超巨大クレーンね。
そのクレーンが燃えたことで機動隊みたいな人たちが出てきて、クレーンに向かって発砲し始めた。この辺はもう夢なんでよく分からん。
これらはもちろん、原付の走行中に同時に起こってることで、原付走らせながらバンが事故ってるし、クレーンが燃えてる。で問題なのはその位置で、これから走り抜けようとしてた道路の真横(つまりは斜め前方)にそのクソデカクレーンがある。自分は今から、機動隊の発砲によって足場が崩れて、まさにこちら側に倒れんとしてる燃えるクレーンの真横を通り抜けないといけなかった。
まあ結果的には無事通れたんだけど、上を見上げたらもうえらい迫力で。燃えるクレーンがこちらに倒れかかってくるし、機動隊は発砲をやめてくれないし、なんか元はと言えばかなり自分のせいっぽいし……みたいなことを、走り抜けざまにずっと考えてた。
2つ目の夢は頑張ってまとめようとしたけどよく分からんな。どっちもかなり加害者意識に苛まれてたと思う。何でこんな夢見るんだろうね?
私は元統一教会の祝福2世で、現在教会及び教会に帰依する両親と兄弟とは縁を切っている。
統一教会を解散させたいとか、家族を説得したいとか、そういう積極的な感情はない。今は自分の配偶者との穏やかな生活を守ることに注力している。
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信者同士を結婚させるのって上手いこと考えたなって思っていた。両親がそうなら子供もそうなる。
家庭盟誓を唱え、聖歌を歌い、訓読をする。父は真面目な人だった。「信仰の奥義は生活である」と言い、日頃から正しくあるように説いた。
神様はいつも見ている、死んだら霊界に入る前にこれまでの人生が映画のように再生されるから、罪を隠すことはできないよ。
私は脅されているようで少し怖いな、と思っていた。
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実家から離れた大学に入学して、教会と家族から次第に疎遠になっていた。
もう10年以上も前だ。
なんて事のない夢の途中で、いきなり大きな目玉が浮かび、私を見つめる。あ、と思った瞬間に足元に黒い穴が空いて落ちるーーそして泣きながら目が覚める。
教会や家族を捨てた後めたさがありありと現れたような夢だった。それでも1年もすれば見なくなった。
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時折ワイドショーで取り上げられることがあっても誰も気にしていない。
教会と実家に近づかなければ縁を切れたような気持ちになっていた。
職場の昼休みにニュースで取り上げられ、その場で話題になったりしたが、私は口を噤んだ。
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合同結婚式って頭おかしいよね、こんなことして何がしたいんだろう?ーー嘲笑するように話す同僚。
私は知っている。
両親がずっと願ってようやく受けた祝福、貧しいながらも清く正しくあろうとしたこと、それが世界の平和に繋がると信じていること。
教会には「変わってるね」と言われる人はいても、悪人はいない。皆穏やかで、世間一般では「いい人」と呼ばれることが多いであろう人たちだ。
教会も家族も嫌になって縁を切った。それでも外野の侮蔑を含んだような声に反論したくなるのは、私もその一員だったから。
祝福2世というアイデンティティが私の中に根付いていて捨てられないのだろう。
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一つの組織がなくなるんだろうけど、その信仰が消えることは決してないだろう。
今は神の勢力が弱まってサタンの勢力が強まっている。迫害されるのは私たちが正しいからだ。今こそ誠成を尽くす時だ。
そういうようなことが日本全国の教会で説教されることが、私は容易に想像できる。
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例えば「『いただきます』って無意味だから今日からやらなくていいよ」と言われても、食事の前に手を合わせる習慣が残る人はいるだろう。
私は知っている。
彼はこの春、零冥高校という進学校に入学した。彼は天才児なのだ。
そんな時彼に転機が訪れる。
??「お~い、とってくれ~」
??「こっちに投げてくれ!」
??「・・・え?」
??「キミ、すごいじゃないか!よかったら野球部に入らないか?」
桐生「野球か・・・野球をすれば今の感覚をいつでも味わえるのか?」
??「そうだな」
監督「え~お前ら聞いてくれ!彼が今日から野球部に入部する桐生翼だ!
パチパチパチパチ
監督「こいつはすごいぞ!さっき投げたボールが150キロを計測したからな!」
彼はセンスの塊で、ぐんぐん成長していった
そして迎えた夏の初戦・・・
先発は桐生だった
1年生ながら名門零冥高校の2番手を任されていた(エースは3年生の村山 武志)
そして桐生の公式戦初球・・・150キロのストレート。絶好調だ。
そのまま1回戦の栗岡高校を15-0でコールド勝ち。桐生が浴びたヒットは0本。12奪三振の快投だった。
監督「桐生、お前は甲子園まで試合に出さん!それまでずっと練習だ!」
そして迎えた甲子園、桐生はスライダーとフォークを覚えて帰ってきた
広島学院「おい、エースの村山じゃなくて背番号10だぜ。しかも1年生らしい。なめやがって!」
そうして桐生翼の名は全国に広まった。
そしてその後はエース村山の連続ノーヒットノーランなどもあり零冥高校は甲子園優勝を果たした。
桐生翼の甲子園成績 .625 5本 34打点 0.00 2勝0敗 30奪三振
そして選抜大会出場が決定された
桐生「当然だな」
松下「ああ!」
球速も153キロまで上がった
桐生は落ち込んでいたが松下の「点をとられないピッチャーなんていない」
という言葉に励まされ復活。以降は失点してでも勝ちにこだわるようになる。
桐生翼の甲子園成績 .604 6本 26打点 0.33 4勝0敗 53奪三振
すでに来年のドラフトの1位指名を決定してる球団もあった(ソフトバンク、阪神、ヤクルト)
桐生は一人の男に目をつけていた
なかなかいい顔つきをしている。体格もいい。
しかし俺は伊達にショートが向いていると思ったのでショートにコンバートさせた
桐生「とんでもない潜在能力だ・・・」(実は桐生がショートにコンバートしたおかげで才能が開花w)
そうして2年目の夏が始まった。キャプテン倉谷にとっては最後の夏だ。
倉谷「絶対優勝するぞ!オオーッ!」
冬を超えた桐生は球速が155キロまでアップ 変化球のキレも増した
伊達の3打席連続ホームランなどで試合を決定づけると桐生は完全試合を達成
さらに準決勝はスクイズで1点を奪われるものの1失点完投で決勝まで駒を進めた
1回表に粘って連続四球で塁に出ると送りバントとスクイズで1点を先制する
さらに2回表、ショートへの内野安打、盗塁、そしてタイムリーで2点目をとられる
それからはしっかり抑えた
しかし新宮の投手は左のサイドスローから繰り出すシュートを武器にしており、零冥打線は苦戦を強いられた
だが桐生の満塁ホームランで逆転するとさらに伊達と杉原も続き、この回6得点
結局決勝戦を6-2で勝利した 史上初の甲子園3連覇である!!
桐生翼の甲子園成績 .731 5本 40打点 0.50 4勝0敗
しかしこのままではダメだと思った桐生は変化球の精度を増すトレーニングに励む
毎日何球も何球も投げ込んだ
変化球のキレもアップし、すでに手の付けられない投手になっていた
甲子園初戦を当たり前のように完封し、さらにその後もノーヒットノーラン
決勝でも北氷高校に8回までパーフェクトに抑えていた
―――そう、決め球がないのだ
味方が11点とっていたから勝ったものの、今後に課題を残す投球となった
しかしなにはともあれ4連覇を達成した零冥高校!前人未到の5連覇に向けて桐生達は突き進むのであった・・・
桐生翼の甲子園成績 .734 6本 45打点 0.28 3勝0敗 31奪三振
松下「おい、どうしたんだよ!いい球来てるぜ!」
桐生「松下・・・俺は決め球がほしい・・・誰にも打たれない最強のボールが投げたいんだ!!」
監督「投げてみるか?」
監督「ああ・・・だが失敗したらお前はもうピッチャーができなくなるかもしれない」
桐生「メジャーリーグ・・・野球の本場アメリカにあるプロリーグだろ?」
監督「そのロイ・クライシスが投げているボールだ。向こうでも魔球と呼ばれているらしい」
監督「よし、では早速特訓だ!このボールはカーブを基にした変化球だ!」
監督「カーブは投げる時に強い回転をかける。この魔球はその時に何倍もの回転をかけることで生まれるらしい」
監督「実際に見たことがないので詳しくは知らんが・・・インパクトが強すぎて見ただけでわかるらしい」
そして特訓を続けた桐生
プロ注目の4番、宮雲 三兵(みやくも さぶへい)率いるレベルの高いチームだ
試合は終盤までに3点を加えた零冥が有利に運んだ
俺はこのままで全国で通用するのか―――
魔球を覚えられなかったショックを引きずっていたのだ
何とかツーアウトをとったが、そのショックから満塁にされてしまう
桐生は強気に攻めたが宮雲にどのボールもファールにされ粘られてしまう・・・
―――魔球
桐生「フフフ・・・そうだ、俺にはまだ魔球があるじゃないか!」
ギュルルルルルルルル!!
ここで一旦、零冥高校のオーダー紹介
1 (中)佐中 零冥の切り込み隊長 走攻守三拍子揃った選手でプロ入り確実
2 (右)雲園 バント成功率100%の天才 遠投160メートルの肩も注目
3 (遊)伊達 2年生ながら打力ではチームトップクラス 守備も抜群でここまでエラー0 将来のドラ1確定
5 (捕)松下 桐生を支える零冥の頭脳 チャンスに強く、パンチ力のある打撃も注目 遠投150メートル ドラ1確実
6 (一)大山 非凡な長打力を持つ2年生 荒削りだが、パワーだけならチームトップ
8 (左)堂山 将来のエース候補 1年生でレギュラーを掴んだ天才肌の選手
9 (二)古村 50メートル5秒5の俊足に加え、シュアなバッティングも注目
2番手 猿村 Max150キロの直球と切れ味鋭いスライダーとシンカーが持ち味 コントロールはプロでもトップクラス
というわけで再開します
伊達、桐生、松下の三者連続ホームランなどもあり17-0の圧勝
猿村が完封
2回戦も猿村が先発し、6回無失点で森川にマウンドを譲った
打線は大山、堂山のタイムリーなどで得点を挙げた後、打者2順の猛攻で突き放した
3回戦以降はすべて桐生が先発することになった
桐生が初めて甲子園でブラックカーブを投げた瞬間、甲子園は一瞬静まり返った
桐生が最速157キロのストレートのスライダー・フォーク・チェンジアップを武器に
相手打線を翻弄 さらに要所でブラックカーブを投げることによって手が付けられなかった
こうして最高の形で決勝に弾みをつけた形となった
決勝の相手は帝国高校・・・零冥高校と同等の戦力だと言われている高校だ
帝国高校はエース橋田と4番の桑山がドラ1確定の怪物で、接戦になるというのが戦前の予想だった
3回までは両者ノーヒット
試合が動いたのは4回だった
しかしその裏、桐生の女房、松下がバックスクリーンにホームランを放ち同点
球場は大盛り上がりだった
その後は再び投手戦
カキーン!!鋭い打球音が聞こえる
桐生「ああ!」
伊達「桐生先輩は俺たちをここまで引っ張ってくれたんだ・・・今度は俺が恩返しする番だ!!」
カキーン!! レフト前ヒット
観客「うおおおおお!!!」
だから正直打つ自信はあった
―――抑えられる・・・そう思った時にはもう遅かった
しかし、俺の体は、橋田の決め球高速スライダーにびっくりするぐらい素直に反応していた
カキーン!!
俺がとらえた打球は、レフトスタンドに吸い込まれていった・・・
桐生翼の甲子園成績 .833 7本 56打点 0.21 4勝0敗 95奪三振
桐生「どうするって?」
松下「メジャーからも話きてるんだろ?お前の実力ならどこに行っても楽しめると思うぜ!」
桐生「さあな・・・俺は今、残りの高校生活を楽しむことしか考えてねえぜ!」
どうでしたでしょうか?
https://note.com/glossy_shark2293/n/n4565b4ac0cba
私はIHIエスキューブの現役社員です。女性として、この会社で働くことは地獄そのものです。前回の告発文では、加藤格社長による女性社員への理不尽な扱い、給与カット、過労死ラインを超える残業、パワーハラスメント、そしてセクシャルハラスメントについて書きました。しかし、それだけでは足りません。この会社、この社長が私たち女性社員に与えた傷は、もっと深い。もっと個人的で、取り返しのつかないものです。
私はここで、私自身の被害を告発します。感情を抑え込むことなく、女性として、人間として、この理不尽な現実を世間に知ってもらうために書きます。私の声が、同じように苦しむ女性たちの力になることを願って。
加藤格社長は、私の人生を壊しました。彼の「チャレンジマインド」や「前向きに捉える」といった言葉の裏で、彼は私を性的な対象として見下し、私の尊厳を踏みにじりました。そして、ある日、彼は私に対して取り返しのつかない暴力を振るいました。
それは、昨年末のプロジェクト打ち上げの懇親会の夜でした。私はその日、クライアント向けのプレゼンテーションで大きな成果を上げ、チームリーダーとして評価されました。しかし、加藤社長はその成果を称賛するどころか、私を性的な目で見つめ続け、不適切な発言を繰り返しました。「君みたいな若い子が頑張ると、プロジェクトも華やかになるね。クライアントの男性陣も喜ぶだろうし、もっとそういう魅力をアピールしたらどうかな?」——あの言葉は、私の仕事を否定し、私を単なる「性的な道具」として扱うものでした。
懇親会が終わり、帰ろうとしたとき、加藤社長は私を呼び止めました。「ちょっと話があるから、残ってくれないか」と。彼の口調は穏やかでしたが、目は明らかに異常でした。私は怖かったけど、社長の命令を無視するわけにはいかない。断ったら、どんな報復を受けるかわからない。そう思って、仕方なく残りました。
その後、彼は私を近くの個室に連れ込みました。ドアが閉まった瞬間、彼は豹変しました。「君は優秀だね。でも、もっと会社に貢献する方法があるんじゃないかな」と言いながら、私に近づいてきました。私は逃げようとしましたが、彼は私の腕を強くつかみ、抵抗できないようにしました。そして、彼は私を押し倒し、無理やり中出しをしました。
私は叫びました。助けを求めました。でも、誰も助けてくれませんでした。その部屋には私と彼しかいなかった。終わった後、彼は笑いながらこう言いました。「嫌なら辞めればいい。君にはその自由があるんだから」。その言葉は、私の心を粉々にしました。
あの夜以来、私は自分が自分でなくなりました。毎日、鏡を見るたびに、あの時の恐怖がフラッシュバックします。会社に行くのが怖い。加藤社長の顔を見るたびに、吐き気がします。でも、辞めるわけにはいかない。生活がある。家族を養わなければならない。私の我慢が、家族の生活を支えている。それでも、心は限界を超えています。
私は精神科に通い始めました。医師からは「重度のPTSD」と診断されました。睡眠薬を飲まないと眠れない。悪夢で目が覚める。仕事中も、突然涙が溢れてくることがあります。同僚には「最近、元気がないね」と言われますが、本当のことを話せません。話したら、きっと「自己責任だ」と言われる。加藤社長の言葉が、私の頭の中で繰り返される。「嫌なら辞めればいい」。
でも、これは私の責任じゃない。これは加藤社長の暴力であり、この会社の腐った体質が引き起こしたものだ。私は被害者だ。なのに、なぜ私がこんなに苦しまなければならないのか? なぜ、加藤社長は平然と社長の座に居座り続けられるのか? この理不尽さに、私は毎日、怒りと絶望で押しつぶされそうになります。
私の被害は、決して孤立したものではありません。IHIエスキューブでは、女性社員が性的対象として扱われることが日常茶飯事です。加藤社長の発言や態度は、その最たる例です。彼は、女性社員の成果を評価するのではなく、見た目や性別で判断します。「女性らしい発想だね」「もっと魅力をアピールしたらどうかな」——これらの言葉は、私たち女性社員の存在を否定し、私たちを単なる「性的な道具」として扱うものです。
他の女性社員からも、似たような話を聞きました。ある同僚は、加藤社長から「君は結婚したら仕事は二の次になるだろうから、今のうちに頑張っておきなさい」と言われたそうです。別の同僚は、懇親会の席で加藤社長に肩を抱かれ、不適切なスキンシップをされたと泣きながら話してくれました。でも、誰も声を上げられない。なぜなら、この会社では、声を上げた瞬間に「自己都合退職」を強要されるか、報復を受けるからです。
この企業文化は、女性社員を人間として扱わず、単なる「使い捨ての道具」として見ています。そして、その中心にいるのが加藤格社長です。彼の存在そのものが、私たち女性社員にとっての脅威です。
私は女性が自由に生きられる社会を目指して、声を上げてきました。でも、この会社では、私の声は完全に無視されます。加藤社長のような権力者が、私たち女性を踏みにじり続けるこの現実は、絶対に許せません。
私は、女性として、人間として、この理不尽さに立ち向かいます。私の被害を告発することで、同じように苦しむ女性たちの力になりたい。加藤社長のような男が、女性を性的対象として扱い、暴力を振るうことが許される社会を変えたい。
皆さん、この理不尽な現実を黙って見過ごしていいのでしょうか? 私たち女性社員は、毎日、恐怖と戦いながら働いています。加藤社長の暴力は、私たちの心と体を傷つけ、私たちの人生を破壊しています。この現実を変えるために、皆さんの力が必要です。
IHIエスキューブに対し、抗議の声を届けてください。女性社員たちを救うための第一歩を、共に踏み出しましょう。
湖のほとり、鳥たちの語らい。夢の中だけじゃ足りないから、会いに来たんだと思う。
重奏する構造。本能から妄想。醒めないものを夢と呼ぶのは、叶わないことを知っているからなのか。それとも。
今日は違う。
絶対なんてないっていう言葉も絶対にない。自己言及が引きずり込む迷宮はリリシズムの響きを持つ要求。
分かることに意味があるのかを聞いているのかも知れない。
委ねられているのに気づいて。
アメ玉みたいに噛み砕かれた最果てすらも今はもう。
知らない要らない散りばめられた人体の被害。
うろたえるのはもう遅い。過ごした日々はもう戻らない。破壊することが本望じゃない。
意味なんて最初から気にされてはいない。無生物主語を騙る無責任者現る。
いやなら止めはしない。
続けることもしない。
続けるとやめるの間にある判断保留の谷間は資本主義が認める共通の悪だ。
落ち着きのコーヒーは丁寧な後悔の先食い。
同じくらいめまい。
取り込んだもんだけじゃ確かになる旅が要る。
天然知能を証明するチューリングテストの最適化を経た人間は前時代のそれと心同じくするのか。
タンパク質に飼う大規模言語モデルの導きを避け、画面の先で震わせるドーパミン。
前に一度見たきりで久しぶりでグローバル艦長ってあんまり活躍してないイメージあったけど、人類の想像を超える状況に振り回されることが多いだけで軍人とは思えないほど柔軟だった。
それと初めて「戦後編」見たけどキスでハッピーエンドに終わってからの倦怠期みたいな話だった。
主人公が自分から約束したくせにすっぽかして他の女に会いに行ったり、本編だと割と正論側でしっかりしてた印象の強かった未沙も弱さが目立ったりで株を落とす一方、
文化を理解してるブリタイ閣下とか、文化してるカムジンとかゼントラン側のメインキャラのほうが魅力的だったかも。
上手くいかないゼントラーディとの融和とか急速に進む復興とか見るべき所もあって面白くはあった。でもこれマクロスか?とは思ってたけど最後の最後でマクロスだった。
長すぎてどうにも見る気がしなくて7飛ばしてF見たけど、何年か前も配信で見ておもしろってなったけどやっぱ面白かった。
話のテンポとか映像とかも現代風で今見ても見入ってしまう。初代はぶっちゃけミンメイあんまり魅力感じなかったけど、Fは両者共にカッコいい所かわいい所見せ場あって魅力的に感じた。
あとやっぱり歌が強すぎる。未だ見てない劇場版もいい加減見ようと思った。
未見だった7もΔも見て、初代も見て思ったけどやっぱりTV版としてはFが一番毎回飽きさせない展開でぎゅっと詰まった面白さがあった。
雑に洗脳が解けるお兄ちゃんとか色々ツッコミどこも多いんだけど、とにかく感情を揺さぶる展開詰め合わせで再度みるのも楽しかった。
あと、他と違って敵側が感情移入できないキャラでそいつめちゃんこにしてスッキリってのも。
なぜか当時は見てなくてそのまま一度も見る機会なかったので今回初めてみた。
フレイアちゃんかわいいというかフレイアとハヤテが強すぎてあんまし三角関係感ない。
あとライバル側の人ら。
やられたことは本当にかわいそうなのにやってることが悪辣過ぎて同情が持ちづらいのなんかジオン感あると思ってググったらやっぱ同じようなこと言われてた。
評判よりはずっと面白く感じたけど、結局あれどうなったのとか結構あってモヤッとはした。
モヤッとはしたけど前期EDの覚悟するんよ~の所好きだったらまあヨシ。
OPでCG使われてたり作画よくてびっくりした。まあ作中はそのぶんバンクも多くなってるけど(変形後スピーカーポッドを連射するバサラ)。
BGMがほぼない作りだったり、人をやっちまって落ち込む主人公は多いけど(人を救うためとは言え)ミサイルを撃ってしまった事自体に落ち込む主人公とかかなり挑戦的なロボアニメだった。
歌に関しては話のテーマとしては他よりもかなり直接的に重要な扱いだったけど アニメ作品としては全く違う歌を調和とかしたりせず切り替えて歌うシーンがしばしばあったりで正直作りが雑に感じる所はあった。
展開が今のアニメからしたらすごく余裕を持った作りで、1クール越えても敵には特に有効な手段がなくていいようにやられて後手後手がずっと繰り返されて、バサラも作中ですら戦場に来て歌ってるだけの変なやつがまたいるくらいの扱いでスルーされてて焦れったさはあった。
初マクロス7変形回あたりでバサラの歌で初めて救えたり、相手に効果てきめんだったりで契機、2クールの終盤差し掛かったあたりでサウンドフォース結成で話が動き出す感じ。
それでも4クール目でもクソガキ回入るのんびりした作りで、最後はみんなも歌って大団円は良かったと思う。
ただそんなゆったりした流れの割にFBのメンバーの出会いとかの回を未放送回でやるの!?とは思ったけど話自体は馬鹿っぽいノリで楽しかった。
こういうのもなんだけど、印象に残ったシーンってバサラ以外が歌ったシーンだったかもしれない。
細かい所だと毎回の前回までのマクロス7は!のコーナー、ナレーションやテロップがちゃんと入ってるやつは情報補足やらで機能してるんだけど、序盤や悪夢の突入作戦とかくらいにあった適当に前回の場面切り貼りしただけのやつはなんだったのだろうか。
あらすじになってなくて困惑した。一挙で続けてみてもそうなんだし、当時見てた人はどう思ったんだろうこれ。ナレーション自体も妙に砕けた口調だったりでヘンではあるんだけど。
キャラクター造形は他作品だと好き勝手大暴れしてる印象あるマックスも天才感薄れて歯車の一部みたいな扱いで数えるくらいしか活躍してなかったり、エキセドルに至ってはですなbotになってて悲しい。
作中通してガムリンが一番好きなキャラだった。制作側もガムリンにツッコミ入れさせたり、胸のすく行動させたりで共感持てるキャラとして作ってるんだろうけど。
よく舞い降りる剣が評価高いけど、あの回フリーダムかっこよく出てくるけど、その後の汚い花火大会とか助けられたと思ったら助けられたなかったザフト兵とかやるせなさとかも強くて、
個人的にはその数話後の決意の砲火のほうが盛り上がりとして楽しかった。今後の方針が固まって、わかりやすい悪役のブルコス・ライバルの三人衆登場、ムウさんがMS乗りになってディアッカ参戦に最後にアスランも…と見どころ盛りだくさんだし。
あと初めてHDリマスター版みたのでパーフェクトストライカーとかシンが出るのもワクワクした。
よく言われる何度も回想で殺されるニコルとかか以外にも、毎回それなりの時間で前回のガンダムSEEDは!が入るのでしょーじき一挙で見るのは少しつらいなあと思った。